セロー225

[セロー225 2LN] PE28キャブ分解組付け

今回は、セローのキャブを弄るお話。

バイク修理作業はサービスマニュアルや、組付け指示書なるものは全く参考にしないでの作業なので悪しからず💦

キャブレター紹介

キャブは2つ所持しています。

1つは純正のキャブ。

2LN純正キャブ①

セローは同じエンジン型式が1KHでも、年代によってプチモデルチェンジをしており車体型式が異なります。

同じ1KHのエンジンでも1987年からは登録型式は「2LN」となっており、キャブの仕様がVMキャブ→SUキャブに変更されています。

フレームやエンジン型式は1KHのままなのに、年代によってパーツ構成が違うなんて厄介ですよね💦

しかし、残念なことが1点。

2LN純正キャブ②

側面の樹脂カバーが割れてしまっています。

しかもこの部品は廃盤で、もう手に入りません💦

ヤフオク等でパーツ取りの部品を探すしかないです。

社外品キャブレター

そして、もう一つのキャブは

KEIHIN PE28キャブ

KEIHIN PE28キャブです。

PE28キャブはもともと2スト用のキャブでしたが、セローなどの単気筒4ストバイクへの移植チューンがかなり流行ったみたいです。

後は、KEIHIN PWK28キャブも同じように人気だったようで、この2機種はセローと言えばもうお馴染みのチューニング。

前のオーナーはこのKEIHIN PE28キャブを付けて走っていたそうで

エアクリーナーダクトも純正品ではなく、通称「豚鼻ダクト」に変わってた。

エアクリダクト

このダクトは本来「TT250R」のバイクの部品なんですが、形状が同じ為ポン付け移植可能なので人気。

ダクト形状の入り口がセロー純正は1口しかないのに対して、TT250Rは口が二つ空いてるため吸入のレスポンスが良いとかなんとか・・・。

こちらも、お馴染みチューンみたい。

PE28のキャブはバラバラでしたが、事前にクリーニングをしていた状態らしく後は組付けるのみ。

っても、部品構成がイマイチ良く分かんない・・・・。

DAYTONAから、PEキャブの補修パーツがまだ販売されているようでDAYTONAのカタログから部品構成の確認やパーツ単品での注文ができます。

DAYTONAホームページ

この手の消耗品パーツは本家のDAYTONAや、モノタロウでもあったりします。

AMAZONにもあったりするけど、純正なのかサードパーティー製なのか判断付かない場合があるので

この手のパーツはAMAZONは実は微妙。

レビューとかで書いてあると判断付くんですけど。

KEIHIN PE28キャブ組付け

シール関係は発注したので、とりあえずPE28を組んでいきます。

PE28キャブ シールセット

まずは、キャブのキャップの部分。

古いシールは潰れてしまって、こびり付いてしまってるので外して溝を少し掃除します。

綺麗になりました。👍

キャブの素材はアルミなのであまり硬いもので削るとすぐに傷が入ってしまうので注意が必要。

ブラシ等で擦る場合は、真鍮ブラシがオススメ。

シールにも向きがある?

組付けるシール(Oリング)を良く見てみると、丸くなっている側と平らな側が見えます。

丸い側はトッブ(蓋側)だと思います・・・。多分💦

向きが分かったら、シールにシリコングリスを塗布します。

シリコングリスは、チューブから直接塗布するのではなく

指に少量取ってから、Oリングに指で馴染ませるように塗布するのがポイント。

グリスを塗ったら、キャップ部に組付けるのですが・・・。

しっかりハマらない・・・。

グリスのせいもあるけど、溝がそんなに深くないのでキッチリハマらないっぽい💦

どんだけ頑張ってもハマった状態で維持してくれないので、こんな時は・・・・。

必殺の瞬間接着剤!!

4隅くらいに少量付けて、無理やりくっ付けちゃいます👍

キャップはこれで、バッチリ👍

ドレンキャップのOリング交換

次はドレンキャップのOリング。

同様に薄くグリスを塗布して、Oリングを交換します。

こちらは、簡単に交換完了~。

フローケースのシール交換

フローのケースも軽く真鍮ブラシで掃除して、シールを組付けます。

溝の部分にゴミが詰まっていると、シール不良になりやすいので溝の部分は念入りに掃除。

上側の接地する面も、掃除しておきます。

キャブ組付け

各ジェットやノズルを組付けていきます。

部品構成はとっても簡単なので、すぐに組付けできます。

DAYTONAさんのパーツカタログでも、部品構成が分かるので難しくありません。

各部品の詳細などは、またキャブ調整するときにでもご紹介します。

組付けると、こんな感じ。

エアクリ側のダクトの入りが浅いけど、何でやろ・・・。

まあ、また次回悩むことにします💦

今回のアイテム

Oリングシール関係を組付ける際の必需品。

シリコングリス。

Oリングに塗るときは必ず指に取って、Oリングに指で塗り込む感じで。ベトベトに塗りたくるのは厳禁。

磨きや、錆取り等のクリーニングにブラシは必須。

母材より、柔らかい素材のブラシを選定するのがポイント。

アルミ材の部品に鉄のブラシなんかで擦ったら傷だらけで一発アウトです💦

こびり付いたOリングを外したりと、1セットあると便利な精密ドライバーセット。

パソコン等でもつかうので、セット品であるとなかなか便利

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