前から載っていたVOXY(ZRR70W)から
トヨタの中古車、ヴァンガードに乗り換えました👍
これから中古車を考えていて
ヴァンガードを視野に入れている方が
いらっしゃれば、少しでもご参考になればと思い投稿します。
【~目次~】
トヨタ ヴァンガードの振り返り
トヨタヴァンガードの期間としては2007年8月30日に発売され
「Active & Luxury」をテーマとし、当時はラグジュアリーSUVとして
若干富裕層向けなイメージでCMがやっていたのを覚えています。
内装設計としては2列5人乗りと、3列7人乗りの設定があり
エンジンとしては2.4Lの2AZエンジンと
3.5Lの2GRエンジンの2タイプが設定されていた。
3.5LのV6(2GRエンジン)仕様は2012年で販売終了し、それから2013年までの
販売終了までは2.4Lの2AZエンジンのみとなっていました。
2.4L 2AZ-FE)のエンジンスペック
タイプ | 直列4気筒 DOHC 16バルブ VVT-i |
排気量 | 2.362L |
ボア×ストローク | φ88.5 mm×96.0 mm |
圧縮比 | 9.6 - 9.8 |
出力・トルク(日本仕様) | 125 kW(170 ps)/6,000 rpm 224 N・m(22.8 kg・m)/4,000 rpm |
トランスミッション | CVT |
カタログ燃費(10・15モード) | 13.2km/L(2WD仕様)12.6km/L(4WD仕様) |
3.5L(2GR-FE)のエンジンスペック
タイプ | V型6気筒 DOHC 24バルブ Dual VVT-i |
排気量 | 3,456 cc |
ボア×ストローク | φ94.0mm×83.0mm |
圧縮比 | 10.8 |
出力・トルク(日本仕様) | 206 kW (280PS) /6,200 rpm 344 Nm (35.1 kg-m) /4,700 rpm |
トランスミッション | 5速AT |
カタログ燃費(10・15モード) | 9.6km/L |
ヴァンガード車体スペック
全長 | 4,570mm |
全幅 | 1,815mm(350S 1,855mm) |
全高 | 1,685mm(7人乗り仕様 1,690mm) |
ホイールベース | 2,660mm |
車両重量 | 240S 2WD(5人乗り仕様 1,530kg 7人乗り仕様 1,560kg) |
ヴァンガードの装備
ヴァンガードの標準装備は下記。
・プロジェクター式ディスチャージヘッドランプ
・フロントフォグランプ
・サイドターンランプ付き電動格納式リモコンカラードドアミラー
・ヒルスタートアシストコントロール&ダウンヒルアシストコントロール(DAC)制御
・EBD付ABS&ブレーキアシスト
・SRSエアバッグ(各部)
・歩行者障害軽減ボデイ
・頭部衝撃緩和構造インテリア
・アクティブヘッドレスト(フロントシート)
・クルーズコントロール
が付属しており、当時のスペックとしてはかなり充実している👍
また、電源関係も充実している。
通常のシガーソケット電源のほかに
センターの小物入れの中にも12V/120W電源。
リアのトランクを開けた左側にも電源を装備してる👍
リアトランクに電源があれば、アウトドアにも重宝します👍
ヴァンガードの中古相場
ヴァンガードは販売終了が12年前なので、すべて中古です。
2024年中古相場としては約60万~170万程度だと思います。
基本的に残っている車両は2.4Lエンジンの240Sが主流。
走行距離が5~6万kmであれば80万~130万前後で
見つけることが可能です。
お金かけたくないけど、SUVを載って見たいって方にはオススメです👍
正直言って、かなりコスパの良い車両だと思います。
ヴァンガードの燃費
みんカラ調べでの240S(2.4L)の実燃費は
・レギュラー:9.46L
・ハイオク:9.14L です。
ヴァンガードは今どきの燃費表示などは無いので
燃費を測る際は、満タン法しかありません💦
自分でも3回程度満タン法で確認しましたが
平均9.8km/Lぐらいでした。
これでも夏場でエアコンを常時付けっぱなしの状態での計測なので
エアコンOFFで運転すれば11km/L近くは頑張れるんでは?
と思っています。
今どきのHEV車に比べれば、全然ですが
ガソリンのみの車両であれば12年前の車両と思えば
十分ではないでしょうか?
ヴァンガードの燃料タンク容量は60Lなので
9.0㎞/Lと少なく見積もっても450㎞は走行可能な計算です。
ヴァンガードの知っておくべき持病(デメリット)
ココまではかなり中古車両として、オススメな感じで
言ってますが、実は無視できない持病もヴァンガードはもっています💦
2AZのオイル消費問題
トヨタのエンジンの2AZで検索すると
すぐに出てきますが、2AZのエンジン(ヴァンガードに限らず)は
オイル消費が悪いロットが散見されます。
オイル消費とは?
オイル消費とは、その名の通り
オイルが勝手に消費されてしまうこと。
酷い場合、気づいたら半年くらいでオイルがLOWレベルより下にいて、
オイルがほとんど無くなっている場合もあるとか💦
通常、このことを「オイル消費が悪い」と言います。
オイル消費が悪化する要因として2つ挙げられる。
①オイル下がり
オイル下がりとは、燃焼室内への空気の流れを制御する
バルブからオイルが燃焼室へ漏れ出てしまう現象のこと。
②オイル上がり
オイル上がりとは、ピストンとシリンダーの隙間から
オイルが燃焼室へ上がってしまう現象のこと。
どちらの場合も、オイルが燃焼室内へ流入してしまい
燃焼されてしまうため、徐々にエンジンオイル量が
減ってしまうことになります。
詳しい話は、外部サイトに記載があるので
参照してみてください。
ちなみにヴァンガード含め、2AZのエンジンの持病は
オイル上がりによるものが多いそうです。
原因としては、いくつか挙げられますが
よく言われているのが、
①国内生産から中国生産に移行した際のピストンリングの組付けミス。
②設計又は、製造による不良。(公差範囲が広い)
と言われています。
オイル消費が悪いと、気付かないうちに
エンジンオイルが減ってしまい、
最終的には潤滑不良になり、エンジンが焼き付いてしまい
エンジンが壊れてしまう可能性があります。
オイル消費への対策手段は?
対策手段としてはあります。
①小まめにエンジンオイル量のチェックを行う。
オイル消費の異常をいち早く発見するためには
オイル量の定期チェックが欠かせません。
オイルレベルチェック時のポイント
①頻度としては最低でも1回/月を目安にしましょう。
自身で確認するのは良く分からない場合は、
給油時にガソリンスタンドの人にチェックをお願いするもでもOK。
ただし、ガソリンスタンドの方がチェックしている時に
自分でもオイルレベルを確認させてもらうようにしましょう。
また、ガソリンスタンドの場合は
余計な押し売りをされる可能性があるのでガン無視でOKです👍
②オイルレベルチェック時の条件をなるべく合わせるようにしましょう。
基本的なオイルレベルの確認方法としては
車両を水平な場所に駐車した状態で
エンジンを暖気して(水温ランプ消灯や水温メータ中央)から
エンジンを切り、5分程度待ってから確認をする
が、基本です。
厳密にこのルールを守る必要はないですが
エンジンを掛ける前の冷えた状態で確認したり、
エンジンが暖気された状態で確認をしたりと
条件が違う状態で確認をすると
オイル量の変化が把握できなくなるため
必ず、同じ状態で毎回チェックすることをオススメします。
②不具合対策がされているかを確認する
実は、2AZエンジンによるオイル消費の問題は
保証延長対象として設定されています。
リコールまでとなったかはなんとも・・・です。
ただし、エンジンの刻印Noと、エンジンの状態で
既に不具合対策済みであるか?を確認することが可能です。
①エンジン刻印No
エンジンの刻印Noはボンネットを開けて、
手前のEXマニホールドの右側の水ホースの奥にあります。
「2AZ」の表記の下にある英数字が刻印Noです。
この刻印Noの頭の文字で下記のように判別できます。
・国内製造エンジン(オイル消費トラブル小):1、2、3、A、B
・中国製造エンジン(オイル消費トラブル大):C、D、E、F、G
・オイル消費対策済みエンジン:H、I、J、K
私のヴァンガードは「B565550」なので、国内製造エンジンとなります。
国内製造エンジンだからと言っても、オイル消費が悪化しないと
いい切れないので、定期的なオイルレベルのチェックは必要です。
②液状ガスケットの色でチェック
エンジンブロックを対策品に交換作業した場合、シール材として
使われる液状ガスケットの色が異なる為、それでも判断可能なようです。
未対策の通常の場合は、灰色の液状ガスケットが使用されています。
シリンダーブロックの交換作業を行うと
黒色の液状ガスケットが使用されるため、
組み替え後であることを判別可能とのこと。
③中古販売の補償を確認する
最後は中古販売の業者の補償の有無です。
購入前に車のエンジン刻印Noなどを確認し
もし、オイル消費の不安があるならば
不具合時に伴う組み替えや交換が保証対象になっているか?を
確認することをオススメします。
特に個人的にオススメなのは、トヨタ認定中古車の購入です。
私の場合も、上記エンジン不具合の際も補償対象であることと
元々保証が1年あることと、追加料金で3年まで
保証を延長することが可能とのことで
購入の決定打になりました👍
ちなみに保証を1年→3年への変更は5万円くらいだったと思います。
その間にエンジンに不具合起きたら保証してもらえるなら
安いものと判断して、支払いました。
最後に
中古の車両は車両の状態が良く見えない部分が多いものですが
ある程度の情報はインターネットで簡単に収集できます。
また、持病などの症状は
保証範囲内であれば問題なく対応してもらえるので
事前に確認することをオススメします。
また、保証が延長できるのであれば
その車を今後どれだけ乗るか?などを天秤にかけ
保証延長なども考慮に入れると良いと思います。
個人中古業者より、保証がしっかりしている
メーカー認定中古車などがオススメです。
ヴァンガードに関しては、2.4Lエンジンの為
非常にキビキビとした走りをしますし、
SUV系で車高も高いため、目線も見やすく非常にオススメできます。
車両は古い部類ですが、探せば良い玉もゴロゴロしているので
一度足を運んで、見て乗って感触を確かめることをオススメします。
これからヴァンガードの中古を検討している方がいらっしゃれば
ご参考になれば幸いです。