前回の記事で、ドライブレコーダーの取り付けを行いましたが、我が愛車にはシガーソケットが一個しかなくて、ドライブレコーダーを接続したら埋まってしまいます。
そこで今回は、シガーライターの電源を裏から分岐して配線スッキリ化にトライ!
こんな方におすすめ
- ドライブレコーダーの電源を裏配線にトライしたい方。
- 自分でやるのに手順が分からない方。
- 色々自分で試して見たい方。
ポイントさえ押さえてしまえば、そんなに難しくはありません。
配線加工準備は、過去の記事を参考にしてください。
ちなみに、我が愛車はトヨタの「VOXY」
08年式で型式はZRR70Wです。
【~目次~】
作業工程
バッテリー外し
車の電源関係を触るときは必ず、バッテリー電源を外します。
バッテリーはマイナス端子のナットを緩めて外します。
10㎜のスパナで緩めて、接触しないように端によけておきます。
外すのはバッテリーの-端子のみで、+端子はそのままでOK。
注意点としては、バッテリーを外した場合オーディオや、バックモニタの設定などがリセットしてしまいますので、作業終了後に再度設定をする必要があります。
バッテリーを外した場合の処置は、事前にディ―ラーの方に聞いておくのも◎です。
ポイント
ちなみに、私のVOXYはカーナビのリアモニターの設定がリセットされるので再度設定をしないと、バックモニターが映りません。
センターパネルの取り外し
まずは、センターパネルを取り外しの作業です。
①シフトノブの取り外し。
純正のシフトノブの場合、緩める方向(左回し)に回せばノブを取り外すことができます。
社外品の場合は、それぞれの取り外し方法に従って外します。
②シフト位置の移動
シフト位置が「P」の位置では、パネルが抜けないのでシフト位置を「N」(ニュートラル」位置に移動させます。
そのままでは、シフトは動かせないのでノブの近くにある「SHIFT LOCK」のボタンを押しながらシフトを動かすと、移動できます。
このとき、車両サイドブレーキがしっかり掛かっていることを確認してからおこなってください。
ポイント
③センターパネルの取り外し
センターパネルは、簡単にはまっているだけなので手前に引っ張れば簡単に外れます。
全周を少しづつ浮かせるような感じで、徐々に浮かせていけば外せます。
特に特殊工具は必要ありません。
注意点があるとすれば、センターパネルの裏には配線がつながっているので思いっきり力を入れて外した場合、繋がっている配線を損傷させてしまう可能性があります。
あせらず、ゆっくり作業しましょう。
センターパネルが外れたら、エアコンスイッチの裏に繋がっている配線のコネクタを外します。
無駄に追加配線がされていますが、気にしないでください💦
コネクタは爪の部分を摘まんで、引っ張れば抜けます。
これで、センターパネルは取り外しました。
④ロアーボックスの取り外し
次にロアーボックスを取り外します。
色々中身が入ってますが、そのまま外しちゃいます。
開けた状態で、引っかかる部分を内側に押しながら手前に引っ張れば外れます。
⑤スカート部分の取り外し。
ローボックスの下のスカート部分を外します。
運転席側の足元に、ピンが付いてるのでマイナスドライバー等でテコの原理でコジッて外します。
なくさないように、キチンと保管しておきます。
手前に引く感じで、抜くとスカート部分が取り外せます。
⑥センターコンソール部分の取り外し。
センターコンソールを外すためには、いくつかボルトやネジで止まっているためそれを外す必要があります。
(1)センターパネル部分のネジ
頭10㎜のネジを1本取り外します。工具はソケットレンチ又はラチェットレンチを使うといいです。
(2)ロアーボックスの奥のネジ
ロアーボックスを外した奥に、ボルトネジがありますので、これも外します。
こちらも頭10㎜のネジです。
(3)助手席側 センターコンソール ピン
助手席側にあるセンターコンソールを止めているピンを取り外します。
これは、-ドライバーや内張りはがしの工具でテコの原理でグリグリと浮かせながら抜きます。
(4)運転席側 センターコンソール ピン
反対の運転席側にも同様にピンがで止まっているので、同様に外します。
(5)運転席側 ハンドル下側パネルのビス
こちらは運転席のハンドル下のパネルの部分、+ネジの為ドライバーで緩めることができます。
センターパネルの端っこを、このパネルが上から押さえているためボルトを外しますが、パネル全部外さなくても少し浮かせることでセンターパネルを外すことができます。
(6)センターコンソールの取り外し
センターコンソールのカバーを手前に引くようにズラしていくと、外れます。矢印の部分がシガーソケットの配線部分です。
このコネクタも、爪の部分を押しながら抜けば外せます。
泥棒配線
ここからシガーソケットの配線から、電源ラインを泥棒配線の接続をしていきます。
ここで使うのは、エレクトロタップ。
結束バンドもあると配線を束ねるのに、重宝します。
まずは、シガーソケットの配線はカバーで覆われているのでカッターやハサミで切って、配線部分を露出させます。
配線を切らないように、慎重に作業します。
配線色は灰色が+(プラス)電源で、白黒配線がー(マイナス)線です。
配線色は、自動車メーカーそれぞれ異なるので必ず一緒ではないので注意が必要です。
上記の参考写真のように、エレクトロタップを噛ませて押し付けます。
作成した、追加用のシガーソケットの線を取り付けます。
ペンチなどで、しっかりと挟んで噛ませます。
ドライブレコーダーの動作確認
電源線が繋げられたら、ソケットにドライブレコーダーを差し込んでキチンと動作するかを確認します。
バッテリーの外してあるマイナス端子を付けなおして、IGボタンを入れます。
この時に、ドライブレコーダーが起動すれば問題なく電源が供給されていることになります。
もし、ドライブレコーダーが起動しない場合はソケットの奥まで差さっていない場合もあるので確認してみましょう。
配線固定
ドライブレコーダーの電源線の取り回して、センターパネルの内側にしまい込めるようにします。
長く余った配線は、結束バンド等で縛ります。
電源のソケットの部分は、養生テープなどで邪魔にならないところに張り付けてもOKです。
あとは、センターパネルやパネルを外した逆の順番に組付けていけば作業完了でうす。
最後に、バッテリーのマイナス端子がしっかりと締まっていることを再度確認しましょう。
以上で、シガーライター電源の裏配線の作業は完了です。
基本的な作業要領はどの車も同じですので、センターパネルや内張の外し方さえわかればどの車でも可能です。
参考になれば、幸いです。