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【バックアップソフト】MiniTool ShadowMakerを試す

今回もMiniToolのソフトの紹介。

前回、消してしまったデータを復元するのに
メチャメチャお世話になったので、他のソフトも
気になったので弄ってみようとの次第です。

そして、今回使うソフトはデータバックアップのソフトで
MiniToolのShadowMakerという名のソフト。

ちなみに、私のPCのOSはWindows11の為、
Windows11の環境下での検証となります。

MiniTool Shadow Makerの特徴や機能

MiniToolのHPで謳っている特徴としては下記。

・ホームユーザー向け、ビジネスユーザー(サーバー)向けのサービス提供。
・システムのバックアップと復元。
・使用中のファイルのバックアップと同期。
・異機種への復元。(別のPCへイメージデータを復元)
・クラスターサイズが2MBのボリュームをバックアップ。
・バックアップ方式の変更可能。
・スケジューリングで自動バックアップ機能。

MiniToolShadowMakerのダウンロードインストール

ShadowMakerはお試しで「無料体験版」が使えます。

HPにアクセスして、無料体験版をダウンロードします。

無料体験をクリック。

出典:MiniTool

「sm-online.exe」ファイルがダウンロードされるので、実行します。

「今すぐインストール」または、
インストール先を変更する場合は「カスタムインストール」を選ぶ。

インストールが実行されます。

出典:MiniTool

「今すぐ開始」でアプリを実行します。

出典:MiniTool

ライセンス購入を勧められますが、右下の
「体験版で開く」を選択します。

出典:MiniTool

体験版の特徴は機能制限版ではなく、30日の期間限定
通常の機能はすべて使える仕様です。

インストール作業はとても簡単に完了しました👍

ShadowMakerの操作

起動後のホーム画面はこんな感じ。

PC内の読み込み可能な記憶媒体と容量が表示されます。

PCに接続されていても、ココで表示されない場合は
バックアップや保存先として指定できないので

その場合は接続し直して、ShadowMakerを起動し直します。

バックアップ機能

バックアップのタブを選択すると下記の画面になる。

ここでは既存のデータを任意のバックアップ先を選んで
バックアップを行う。

「ソース」はバックアップ元を差す。
ココをクリックして、バックアップするディスクを選択する。

色んな隠しドライブも一覧として表示される為
若干分かりにくい部分もありますが

ポイントさえ分かってしまえば、問題なし。

OSインストールされた、メインのCドライブでは2つ選択が必要

システムファイル構成が格納された「FAT32 System」。
と、メインドライブデータが格納されてる(C)NTFS Bootです。

それ以外のデータドライブは一つでOK。

(D)などの表記があるので分かりやすいです。

バックアップするドライブを選択したら、
次は、バックアップ先のドライブの選択。

バックアップ先の容量は、バックアップするデータ容量以上の
データ空き容量が無いとバックアップできません💦

データ空き容量は要注意です。

オプションで詳細設定。

バックアップ操作では、もっと細かな設定
「オプション」で設定が可能。

オプション機能では①イメージ作成モードの設定。

これは、データの実容量だけをバックアップするのか
ハードディスク全体を丸ごとバックアップするのかの選択が可能。

基本は「使用済みセクターのバックアップ」で問題ないですが
事情により、ファイルシステムの状態やシステムファイルが正確に再現したい
場合に「セクターごとのバックアップ」が有効
です。

ただしこの場合、ハードディスク容量を丸ごと
バックアップする必要がある為、バックアップ先に同じ容量又は、
それ以上の容量を確保する必要がある。

②ファイルサイズ

ファイルサイズの設定では、バックアップデータを
細切れにすることで、保存先への容量確保を容易にすることが出来る設定。

一度に大きな容量の記憶媒体を準備せずとも、
バックアップデータを小分けにすることで、複数の記憶媒体に
分けることも可能。

ただし、復元する場合には
結局全データを集める必要があるので、データを移動させるときに
一時的に使える技として機能する。

③圧縮

圧縮タブではデータ量の圧縮率を設定が可能。

圧縮率を高めれば、保存するデータ容量を小さくできますが
その分エラーが起きる可能性がある為、高圧縮はお勧めできない

推奨値の「中」のまま使います。

④コメント

コメント機能はそのままの意味で、何のバックアップデータかを
残しておくことで、後で分かりやすくできます。

⑤メール

メール機能は任意のメールアドレスを設定することで
バックアップなどの操作に関する通知ができるようにする項目。

スケジューリングなどで、定期的にバックアップをしている場合
「成功」「失敗」などのタスクが通知されるようになるため便利。

⑥除外ファイル

バックアップに不要なファイルを除外します。

ここではデフォルトで「Windowsページファイルと休止状態ファイルを除外する」に
チェックが入ってますので、そのままでOK。

⑦シャットダウン

バックアップ作業には容量に応じて所要時間が変わる為
必要におうじて、バック作業終了時はPCシャットダウンの選択が可能。

バックアップ後に特にPCを使う予定が無ければ
シャットダウンを選択してOK。

⑧パスワード

パスワードタブではそのままの意味で、バックアップファイルに
パスワードを掛けて、他の人が勝手にバックアップファイルを
操作できないように設定します。

⑨検証

検証タブでは、バックアップ後のファイルを再度チェックして
エラーなどないかを検証します。

その分バックアップ完了までには+αで時間は掛かりますが
重要なデータのバックアップをする際は実施することを
オススメします。

バックアップファイル

詳細設定を確認後、バックアップを実施します。

バックアップファイルは「.mpi」という拡張子でファイルが出来上がります。

バックアップデータの復元

バックアップデータを復元する際は「復元」タブから
復元したいバックアップデータを選択。

バージョン(いつのバックアップデータか)を選択します。

バックアップファイルから復元するデータを選択します。

あとは「開始」でデータ復元が開始されます。

データ復元操作もシンプルで簡単👍

同期機能

その他の機能としては同期機能もあります。

これはバックアップと違い、任意のフォルダやファイルをリアルタイム
データを維持することが可能。

バックアップのデメリットは1日、1週間、1か月とデータを取得することは可能ですが
もし、何かあった際にはそこまでのデータしか残らないということ。

とても重要なフォルダやファイルで今の状態を常時維持したい
というときに同期機能はとても便利。

ただし、同期機能も万能では無く
もし間違って削除してしまった場合は復元が不可能になります。

そのため、重要なデータは同期機能を活用し
且つ定期バックアップを行うことで

いざというときのリスクを分散して維持管理することがとても重要です👍

メディアビルダー

もう一つ、付属のツールでオススメなのは
「メディアビルダー」です。

これは特にノートPCなどで、Cドライブ(物理ドライブが一つ)の時や
システムファイルを含めたドライブを交換して復旧する場合に有効です。

PC関連のドライバーなども一括で復旧することが出来るので
ノートPCの独自ブランドのドライバーを個別
インストールせずに、元の状態で復旧が可能。

メディアビルダーの使い方

USBメモリーでバックアップメディアを作成する場合は
あらかじめパソコンに接続した状態にしておきます。

 

USB3.0で8~16GB程度のものでOK

ツールタブの「メディアビルダー」のアイコンをクリック。

次に、「オプション」をクリック。

次のドライバー選択画面で「ドライバー検出」をクリックして
今あるドライバーを抽出します。

メディアはUSBフラッシュディスクからUSBメモリーを選択する。

USBのデータが消えてしまうので、問題なければ「はい」を選択。

ブータブルUSBディスクが自動的に作成されます。

USBのブータブルメディアが作成完了すると
USB内は下記のようなフォルダ構成になります。

コレでお使いのPCのドライバを内蔵したバックアップ用
ブータブルメディアの作成完了です。

ブータブルUSBでのバックアップ復元方法

もし、ノートPCなどでシステムドライブが故障して
HDDを入れ替えた場合は、

このブータブルUSBを使えば
パソコンに必要なドライバ各種と、

バックアップデータを使って
すぐに使える状態に復元することが可能です。

①ブータブルUSBを差した状態でPCの電源起動直後に「Del」キーを連打しBIOS、または
 bootmanagerより起動ドライブを「MiniTool BootDisk」を選択し、起動します。

下記はお試しにノートPC環境で実施しています。
(デスクトップでも同様に可能です)

②復元タブを選択します。

バックアップのイメージデータが認識されていれば、
自動的にデータファイルが表示されます。

③バックアップデータの復元ドライブを選択します。

④ドライブ消去を聞かれるので「OK」を選択。

⑤あとはデータの復元作業が実行され、作業は完了です。

ブータブルUSBを作成しておけば、ドライブがクラッシュしたり
壊れたりした際に新しいドライブに交換する際も

すぐに使える状態に復旧できるので、オススメです。

今回は「MiniTool Shadow Maker」のご紹介でした。
バックアップソフトウェアとしては、直観的でシンプルで
使いやすい印象です。

無料版でも1か月も機能制限なしで使えるのは非常にありがたいです👍

気になった方はお試しあれ。

アイテム

バックアップする際は、別途バックアップ専用ドライブを
準備することをお勧めします。

ポータブルドライブ

ポータブルドライブはUSBで起動できるので
持ち運びに最適。USB3.0やtypeCなら高速でデータのやり取りできる。
容量は2TB~4TBあると便利

内蔵HDD

内蔵HDDはPCなどに組み込んで運用するタイプ。
コスパがいいので、自作PCなどで
バックアップ用として組むのもオススメ。

内蔵HDD接続ケーブル

内蔵HDDは余っているけど、外付けHDDとして運用したい場合は
専用電源ケーブルが使える。

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