ジクサーSF250

【ジクサーSF250】冬の間にバッテリーの補充電をしておこう!! ~Part.1~

12月~2月くらいの間は、中々寒くてバイクに
乗ろうって気が起きませんよね💦

その間が、バイクを放っておいて良いかというとNOですよ~。

特にバッテリーは、寒いと性能が落ちてしまう上に

エンジンを掛けないと、充電もされない為

どんどん、バッテリーが弱っていきます💦

温かくなって、さあバイクに乗ろうってした時に

エンジンが掛からない💦なんて、嫌ですよね。

なので、冬の間の乗らない時はバッテリーの補充電を行いメンテナンスしてあげると良いです👍

今回は、バッテリー補充電のお話。

その前に、そもそも車やバイクのバッテリーってなんなん?

って人もいると思うので、PART1ではそこら辺のお話をします👍

バッテリーとは?

自動車や、バイクのバッテリーは容量が
大きいか小さいかの違いで、基本の構造は同じ。

ただし、ハイブリッド車に搭載されている
ハイブリット駆動用バッテリーとは異なります。

ハイブリッドの車では、補機バッテリーと言われているバッテリーです👍

バッテリーの内部は
プラス電板(鉛)、セパレータ、マイナス電板、電解液(希硫酸)等から構成されている👍

また、一般的な車やバイクは12Vバッテリーが主流。

出典:FURUKAWA

誰もが知ってるこんなやつ↓↓

出典:amazon

バッテリーの中は希硫酸が充填されている為、実は非常に危険なものなのですよ💦

充放電の原理は化学反応!!

私自身もそこまで博識ではないので、引用で紹介しまっす💦

放電と充電=電子の移動


蓄電池の放電や充電は、いわば、金属(陰極板と陽極板)の間で行われる
電子のキャッチボールです。


金属から電子を移動(充放電)させるため、イオンになりやすい
金属となりにくい金属を電解液に浸します。


イオンになりやすい金属は陰極、なりにくい金属が陽極になります。

陰極で起こる化学反応(酸化)と、陽極で起こる化学反応(還元)によって、
電子は陰極から陽極に移動し、電気が発生(放電)します。

※イオンとは・・電子を得たり失う事により電荷を帯びた原子や分子の事。

引用元:INFUSE

鉛蓄電池の放電のしくみ


鉛蓄電池の負極板にはイオンになりやすい鉛を、陽極には
イオンになりにくい二酸化鉛(酸素+鉛)を使用しています。

これらの極板は、酸化還元を促す電解液である希硫酸(硫酸+水素)に浸されています。

1. 陰極での化学反応
陰極板(鉛)を希硫酸につけると、鉛が硫酸に反応し「酸化」が始まります。

鉛は、硫酸とくっつきやすい性質があり、自ら持っている電子を手放し、
代わりに硫酸とくっつこうとします。

鉛と硫酸がくっつくと「硫酸鉛」(サルフェーション)という固体になり、
陰極板表面に付着していきます。

2. 電解液内の様子
このとき、電解液内では、硫酸が鉛と引き合うため硫酸濃度は下がっていき、
水素が過剰な状態になっています。

3. 陽極での化学反応
陰極で鉛に手放された電子が電線を伝って陽極板に移動します。

この時電気が発生(放電)します。

陽極板の二酸化鉛(酸素+鉛)の鉛は、電解液中の硫酸と反応して
硫酸鉛になりますが、陰極板と比べてイオンになりにくい金属ですので、
その反応はかなり小さいです。

4. 電解液内の様子
電子が陽極板に移動した事で、電解液中で過剰になっていた水素が
陽極板にひきつけられて電子を受け取り、水素原子になります。

陽極板で硫酸鉛が生成されたことによって手放されていた酸素が、
電解液中の水素とくっつき水を生成(還元)します。

※電子の移動がなければ電気は発生しないので、陰極と陽極を繋ぐ電線が無ければ、
以下の化学反応は基本的には起こりません。

引用元:INFUSE
出典:INFUSE

う~む、分かったような、そうでないような💦

バッテリーは自然に放電する!?

そもそも、バッテリー上りの原因とは何でしょう?

大きな要因としては2つ。それは

①只の放電によるもの。

②バッテリーの寿命又は、故障。

放電による消耗

放電とは言っても、原因は様々💦

例えば

①ライト(パーキングライト、メットインスペースのライト)の消し忘れ。(人的要因)

②長期間乗らないことによる自然放電。(暗電流が高い場合も同じ)。(充電不足)

③車両側充電装置(オルタネーター、レギュレーターなど)の故障による充電不足。(故障)

④車両側配線の劣化によるリーク。(劣化、故障)

が上げられます。

ライトの切り忘れや、充電回路や配線の故障は修理すれば復旧可能です。

バッテリーの自然放電は、バッテリー端子を接続している以上

バイクのメインコントロールユニット(ECU)等が繋がっているので
どうしても発生してしまいます💦

逆に言うと、長期間乗らないと決めている場合は

バッテリー端子(-端子のみ)を外しておくだけでも

自然放電による、バッテリーの低下を抑えることが可能です👍

暗電流にも注意!!

自然放電の中で、暗電流が多いと
バッテリー上りが速くなってしまいます。

暗電流とは?
暗電流とは、イグニッションスイッチがOFFの状態でも、時計やカーナビ、
ECUの学習メモリーの保持のために常時流れている待機電流のこと。

最近の車はスマートキーやセキュリティー、ドライブレコーダーなどの電装品により、
暗電流が高くなる傾向にあります。


暗電流はバッテリーから常時消費されていますので、あまり乗らない車や、
電装品の不具合で多量に流れてしまっている場合、バッテリー上がりの原因となります。


正常な暗電流値を把握したうえで、定期的に測定しておくと安心です。

引用元:kaise.com

バイクの電装品でバッテリーから直接電源を取っている場合

バッテリー上りがりすることが多いのはこの為です💦

次回のパートで、ジクサーの暗電流測定も
レポートしようと思います👍

バッテリーの種類

一言でバッテリーと言っても、実は色んな種類がある👍

自分のバイクがどのタイプのバッテリーを使っているか

知るのも大変重要です👍

開放型

開放型は昔ながらの一般的なバッテリー。

出典:GSユアサ

開放型バッテリーの特徴

開放型バッテリーは、その名の通りバッテリーの蓋が開放できるタイプのもの。

容器の中の液体(希硫酸)が「充電による電気分解」によって蒸発
減少していきます。

液体(希硫酸)が少ないとバッテリーの劣化が進んでしまう為、
定期的に補充液(精製水)で補充をする必要がある。

開放型バッテリーは標準タイプと、高性能タイプの2種類がある。

安価で買える。

密閉式

ほとんどのバイクで主流なのが、密閉式バッテリー。

出典:GSユアサ

密閉式バッテリーの特徴

開放型とは違い、内部で発生したガスを内部構造で還元し、
外部に放出しないように密閉構造のバッテリー。

ガスを内部で還元しているため、容器の中の液体(希硫酸)の減少が
最小限に作られているので、液体(希硫酸)を追加する必要がない。

俗に「メンテナンスフリーバッテリー」と呼ぶ。

メンテフリーと言われても、放電による電圧低下は起こるので
定期的な電圧チェックは必要。

バッテリーの型式

バッテリーにも、決まった形式があります。

また、バッテリーの型式の表記はタイプによっても若干違う💦

開放型バッテリー(標準タイプ)

出典:GSユアサ
出典:GSユアサ

開放型バッテリー(高性能タイプ)

出典:GSユアサ
GSユアサ

標準タイプ、高性能タイプでも開放型の見た目は同じです。

密閉型バッテリー

バイクの密閉型はVRLA(制御弁式)と呼ばれるものがほとんど。

例えば、ジクサー250、SF250の純正バッテリーは「YTX7L-BS」です。

なので、密閉型です。

インドジクサーの場合も同じ型式

インドジクサーの場合、搭載バッテリーも海外製。

国内のジクサーなら、GSユアサのバッテリーではないでしょうか?多分。

バッテリーの充電

バッテリーは基本的に搭載状態であれば、運転することで

車両に搭載されているジェネレータから勝手に充電されます👍

出典:Weblio

だから定期的にバイクに乗って、
バッテリーを充電することが勧められる訳👍

では、長期的にバイクにならない場合は
どうするかというと、外部からバッテリーを充電する必要があります。

それが、バッテリーチャージャー👍

バッテリーチャージャーがあれば、

バイクのエンジンを掛けなくても、バッテリーに充電が可能です。

次回の話では、実際にジクサーのバッテリーに

バッテリーチャージャーで充電をしていこうと思います👍

アイテム

SF250の純正バッテリーは「YTX7L-BS」です。

購入する際は、同じ型番のバッテリーを購入しましょう。

国内品質のGSユアサ製やFURUKAWA製がオススメ

安いからと言って、海外製のものを買うと後で後悔します💦

ちなみに、台湾ユアサと国内のGSユアサは全く関連のない企業です。

台湾ユアサは名前こそにているものの
品質面では全然劣るので、オススメしません。

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