12月~2月くらいの間は、中々寒くてバイクに
乗ろうって気が起きませんよね💦
その間が、バイクを放っておいて良いかというとNOですよ~。
特にバッテリーは、寒いと性能が落ちてしまう上に
エンジンを掛けないと、充電もされない為
どんどん、バッテリーが弱っていきます💦
温かくなって、さあバイクに乗ろうってした時に
エンジンが掛からない💦なんて、嫌ですよね。
なので、冬の間の乗らない時はバッテリーの補充電を行いメンテナンスしてあげると良いです👍
今回は、バッテリー補充電のお話。
その前に、そもそも車やバイクのバッテリーってなんなん?
って人もいると思うので、PART1ではそこら辺のお話をします👍
【~目次~】
バッテリーとは?
自動車や、バイクのバッテリーは容量が
大きいか小さいかの違いで、基本の構造は同じ。
ただし、ハイブリッド車に搭載されている
ハイブリット駆動用バッテリーとは異なります。
ハイブリッドの車では、補機バッテリーと言われているバッテリーです👍
バッテリーの内部は
プラス電板(鉛)、セパレータ、マイナス電板、電解液(希硫酸)等から構成されている👍
また、一般的な車やバイクは12Vバッテリーが主流。
誰もが知ってるこんなやつ↓↓
バッテリーの中は希硫酸が充填されている為、実は非常に危険なものなのですよ💦
充放電の原理は化学反応!!
私自身もそこまで博識ではないので、引用で紹介しまっす💦
放電と充電=電子の移動
蓄電池の放電や充電は、いわば、金属(陰極板と陽極板)の間で行われる
電子のキャッチボールです。
金属から電子を移動(充放電)させるため、イオンになりやすい
金属となりにくい金属を電解液に浸します。
イオンになりやすい金属は陰極、なりにくい金属が陽極になります。
陰極で起こる化学反応(酸化)と、陽極で起こる化学反応(還元)によって、
電子は陰極から陽極に移動し、電気が発生(放電)します。※イオンとは・・電子を得たり失う事により電荷を帯びた原子や分子の事。
引用元:INFUSE
鉛蓄電池の放電のしくみ
鉛蓄電池の負極板にはイオンになりやすい鉛を、陽極には
イオンになりにくい二酸化鉛(酸素+鉛)を使用しています。これらの極板は、酸化還元を促す電解液である希硫酸(硫酸+水素)に浸されています。
1. 陰極での化学反応
陰極板(鉛)を希硫酸につけると、鉛が硫酸に反応し「酸化」が始まります。鉛は、硫酸とくっつきやすい性質があり、自ら持っている電子を手放し、
代わりに硫酸とくっつこうとします。鉛と硫酸がくっつくと「硫酸鉛」(サルフェーション)という固体になり、
陰極板表面に付着していきます。2. 電解液内の様子
このとき、電解液内では、硫酸が鉛と引き合うため硫酸濃度は下がっていき、
水素が過剰な状態になっています。3. 陽極での化学反応
陰極で鉛に手放された電子が電線を伝って陽極板に移動します。この時電気が発生(放電)します。
陽極板の二酸化鉛(酸素+鉛)の鉛は、電解液中の硫酸と反応して
硫酸鉛になりますが、陰極板と比べてイオンになりにくい金属ですので、
その反応はかなり小さいです。4. 電解液内の様子
電子が陽極板に移動した事で、電解液中で過剰になっていた水素が
陽極板にひきつけられて電子を受け取り、水素原子になります。陽極板で硫酸鉛が生成されたことによって手放されていた酸素が、
電解液中の水素とくっつき水を生成(還元)します。※電子の移動がなければ電気は発生しないので、陰極と陽極を繋ぐ電線が無ければ、
引用元:INFUSE
以下の化学反応は基本的には起こりません。
う~む、分かったような、そうでないような💦
バッテリーは自然に放電する!?
そもそも、バッテリー上りの原因とは何でしょう?
大きな要因としては2つ。それは
①只の放電によるもの。
②バッテリーの寿命又は、故障。
放電による消耗
放電とは言っても、原因は様々💦
例えば
①ライト(パーキングライト、メットインスペースのライト)の消し忘れ。(人的要因)。
②長期間乗らないことによる自然放電。(暗電流が高い場合も同じ)。(充電不足)。
③車両側充電装置(オルタネーター、レギュレーターなど)の故障による充電不足。(故障)。
④車両側配線の劣化によるリーク。(劣化、故障)。
が上げられます。
ライトの切り忘れや、充電回路や配線の故障は修理すれば復旧可能です。
バッテリーの自然放電は、バッテリー端子を接続している以上
バイクのメインコントロールユニット(ECU)等が繋がっているので
どうしても発生してしまいます💦
逆に言うと、長期間乗らないと決めている場合は
バッテリー端子(-端子のみ)を外しておくだけでも
自然放電による、バッテリーの低下を抑えることが可能です👍
暗電流にも注意!!
自然放電の中で、暗電流が多いと
バッテリー上りが速くなってしまいます。
暗電流とは?
暗電流とは、イグニッションスイッチがOFFの状態でも、時計やカーナビ、
ECUの学習メモリーの保持のために常時流れている待機電流のこと。最近の車はスマートキーやセキュリティー、ドライブレコーダーなどの電装品により、
暗電流が高くなる傾向にあります。
暗電流はバッテリーから常時消費されていますので、あまり乗らない車や、
電装品の不具合で多量に流れてしまっている場合、バッテリー上がりの原因となります。引用元:kaise.com
正常な暗電流値を把握したうえで、定期的に測定しておくと安心です。
バイクの電装品でバッテリーから直接電源を取っている場合
バッテリー上りがりすることが多いのはこの為です💦
次回のパートで、ジクサーの暗電流測定も
レポートしようと思います👍
バッテリーの種類
一言でバッテリーと言っても、実は色んな種類がある👍
自分のバイクがどのタイプのバッテリーを使っているかを
知るのも大変重要です👍
開放型
開放型は昔ながらの一般的なバッテリー。
開放型バッテリーの特徴
開放型バッテリーは、その名の通りバッテリーの蓋が開放できるタイプのもの。
容器の中の液体(希硫酸)が「充電による電気分解」によって蒸発し
減少していきます。
液体(希硫酸)が少ないとバッテリーの劣化が進んでしまう為、
定期的に補充液(精製水)で補充をする必要がある。
開放型バッテリーは標準タイプと、高性能タイプの2種類がある。
安価で買える。
密閉式
ほとんどのバイクで主流なのが、密閉式バッテリー。
密閉式バッテリーの特徴
開放型とは違い、内部で発生したガスを内部構造で還元し、
外部に放出しないように密閉構造のバッテリー。
ガスを内部で還元しているため、容器の中の液体(希硫酸)の減少が
最小限に作られているので、液体(希硫酸)を追加する必要がない。
俗に「メンテナンスフリーバッテリー」と呼ぶ。
メンテフリーと言われても、放電による電圧低下は起こるので
定期的な電圧チェックは必要。
バッテリーの型式
バッテリーにも、決まった形式があります。
また、バッテリーの型式の表記はタイプによっても若干違う💦
開放型バッテリー(標準タイプ)
開放型バッテリー(高性能タイプ)
標準タイプ、高性能タイプでも開放型の見た目は同じです。
密閉型バッテリー
バイクの密閉型はVRLA(制御弁式)と呼ばれるものがほとんど。
例えば、ジクサー250、SF250の純正バッテリーは「YTX7L-BS」です。
なので、密閉型です。
インドジクサーの場合も同じ型式。
インドジクサーの場合、搭載バッテリーも海外製。
国内のジクサーなら、GSユアサのバッテリーではないでしょうか?多分。
バッテリーの充電
バッテリーは基本的に搭載状態であれば、運転することで
車両に搭載されているジェネレータから勝手に充電されます👍
だから定期的にバイクに乗って、
バッテリーを充電することが勧められる訳👍
では、長期的にバイクにならない場合は
どうするかというと、外部からバッテリーを充電する必要があります。
それが、バッテリーチャージャー👍
バッテリーチャージャーがあれば、
バイクのエンジンを掛けなくても、バッテリーに充電が可能です。
次回の話では、実際にジクサーのバッテリーに
バッテリーチャージャーで充電をしていこうと思います👍
アイテム
SF250の純正バッテリーは「YTX7L-BS」です。
購入する際は、同じ型番のバッテリーを購入しましょう。
国内品質のGSユアサ製やFURUKAWA製がオススメ。
安いからと言って、海外製のものを買うと後で後悔します💦
ちなみに、台湾ユアサと国内のGSユアサは全く関連のない企業です。
台湾ユアサは名前こそにているものの
品質面では全然劣るので、オススメしません。
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