ジクサーSF250

【ジクサーSF250】リアブレーキ清掃&パッド交換DIY

最近はサボってましたが
久々にジクサーSF250のメンテ記事です👍

今回は、リアブレーキの清掃メンテと
ついでにパッドを交換しようと思います。

ご参考になれば。

注意

本記事の作業を参考にされた場合のいかなる不具合も補償いたしません。
作業の実施は自己責任にてお願いいたします。

リアタイヤの取り外し

リアブレーキはリアのホイール軸に組みついているため
まずは、リアホイールを取り外す必要があります。

リアホイールの分解組付けは過去記事でご紹介しているので
参考にしてください↓↓

【ジクサーSF250】タイヤ交換DIY Part1 ~ホイール外し~

今回はジクサーSF250のタイヤ交換のお話し。 ただし、話しが長くなりそうなので 2部制に分けてUPしようと思います👍 ...

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ということで、リアタイヤが外れた状態👍

リアブレーキの清掃

リアブレーキの構造としてはブラケットは一体になっており

リアタイヤのシャフトで固定されています。

これは、リアタイヤのディスクとの位置関係を
必ず一定の間隔で保持する為。

チェーンのテンション(張り)調整などで、リアタイヤをズラした
としても、リアブレーキも一緒に動くことで
位置調整が不要とする為です👍

ブレーキパッドの取り外し

①抜け止めクリップの取り外し

パッドを外すためには、マウンティングピンを固定している
抜け止め用のクリップを外します。

復元する際の為に、クリップの向きはしっかり覚えておきます。

②マウンティングピンを抜き取る

次にマウンティングピンを内側に向けて押し出して抜き取ります。

③パッドを抜き取る

コレでパッドを支えているものがなくなるので
パッドを抜き取ることが出来ます。

パッドの摩耗量の点検

パッドの摩耗量のチェックは、根本の窪みがリミットになります。

下記の写真では、まだまだ全然余裕なのが分かります。

基本的にリアのパッドはフロントに比べて摩耗量が少ないので
なかなか減らないものです。

逆にフロントより、リアの摩耗が多い場合は
走行時にリアのブレーキを多用し過ぎていることが多いです。

④ブレーキパッドスプリングの取りはずし

次はブレーキパッドスプリングを取り外します。

ブレーキパッドスプリングは、パッドをバネで抑え込むことで
パッドのガタツキを押さえてくれるパーツ。

キャリパーにハマッているだけなので、ラジオペンチなどで取り外す。

向きの方向性はありませんが、なるべく組んである状態に戻せるよう
覚えておいた方が良いです。

⑤キャリパーブラケット取り外し

キャリパーとブラケットはスライドピンにより接続してるので
キャリパーを横方向に引き抜くことで、分解可能

ブラケット側のリア車輪速センサの固定ボルトを緩めて
車輪速センサを外しておきます

⑥ゴムブーツの点検

ブーツ類に破れが無いか、伸ばしながらチェックします。

ブーツが破れていると、ゴミが混入し
ブレーキの動きが渋くなり、ブレーキの利きに影響してしまいます。

キャリパーの清掃

中性洗剤でキャリパーを掃除していきます。

ブラッシングの際は、柔らかいナイロンブラシなどを使います。
決して、真鍮ブラシなどの固いブラシは使わないように💦

キャリパーピストンは、ペダルを手で押して
軽く押し出して清掃します。

ピストンの反対側は、ピストンプライヤー
内側からピストンを抑え込んで回すことで、しっかり清掃できます👍

ブラッシングして綺麗にした後は、水気をしっかりふき取っていきます。

①古いグリスのふき取り

綿棒などを使って、ゴムブーツの中などの水気や
古いグリスを拭きっていきます。

②ピストンの押し戻し

押し出した状態のピストンでは、ブレーキパッドが組めないので
押し戻す必要があります。

この際使用するのは、メタルラバーというゴム部品専用の潤滑剤

CCI製の「メタルラバー」はゴムやプラスチックを侵さず、
ブレーキ液に溶解する為、ブレーキ回りの組付け潤滑剤として
使い勝手がとても良いし、愛用家も多い👍

ピストンの根本に吹き付ける感じで直接塗布していきます。

ピストンを押し戻す際は、手で押せればよいですが
上手く押し込めない場合は、専用の「キャリパーピストンセパレーター」を
使って、押し込んでいきます👍

しっかりと、押し込めました👍

この時の注意点は、ピストンを押し込むと
その分、ブレーキフルードも押し戻されるので
油面がMAX以上になっていないかを確認しながら作業します。

MAXレベルを超えてしまう分は、スポイトなどで油面を調整しましょう👍

キャリパーの組付け

キャリパーが清掃終わったら、組付けていきます。

①ブレーキパッドスプリングの組付け

まずはブレーキパッドスプリングを組付けます。

基本的に向きはありませんが、外した向きに合わせ
組付けるのが基本。

②ブレーキキャリパピンのグリスアップ

お次はブレーキキャリパーピンのグリスアップ。

ピンと、ピンが入るブーツ内にシリコングリスを塗布します。

③キャリパーとキャリパーブラケットの組付け

ブラケットとキャリパーをピンを差し込んで組付けます。

この時、ゴムのブーツが根本までしっかりとハマっていることを確認します。

ブラケットと、キャリパーを左右に動かした時にブーツが外れなければOK👍

ブラケットはスイングアーム部にセットておきます。

リアの車輪速センサも組付けておきます。

④リアタイヤの組付け

タイヤ軸のゴムブーツの劣化のチェック&グリスアップをして

アクスルシャフトをグリスアップして

リアタイヤを組付ける。

チェーンのたるみを調整して、シャフトを締め付ける。

組付けポイントや、締め付けトルクなどは過去記事を参考
してください↓↓

【ジクサーSF250】タイヤ交換DIY Part1 ~ホイール外し~

今回はジクサーSF250のタイヤ交換のお話し。 ただし、話しが長くなりそうなので 2部制に分けてUPしようと思います👍 ...

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リアブレーキパッドの組付け

リアのブレーキパッドはせっかくなので、新しいものに変えます👍

DAYTONAの赤パッドです!

純正パッドと並べた感じ

パッド研磨

新品のパッドはメタル部がディスクと当たると

「キーキー」と擦れる音(通称:鳴き)がすることが多々ある。

それを防ぐために、メタルのエッジ部分
少し削ってやるのが一般的。

100均一のダイヤモンドやすり等で、タイヤの回転方向に対し
初めに当たる(後ろ側)接触面を削る。

こんな感じ。

ブレーキシム

純正のパッドにはプレート面に「シム」が付いており
これも、鳴き防止のアイテム。

ブレーキパッドのメーカーによって
純正シムを再利用するか否かの指定があるので
よく確認しておきましょう👍

DAYTONAの赤パッドはシムの再利用はないので
そのまま付けますが、シム(純正パッド)は念のため捨てずにとっておきます👍

赤パッドの裏面に鳴き止めグリスを塗布します。

グリスがメタル側に付かないように要注意です💦

マウンティングピンもあらかじめグリスアップしておきます。

キャリパーの奥の窪み部分にパッドの先端が
ハマるように差し込みます。

パッドが落ちないように押さえながら、マウンティングピン
ホイール側から差し込みます。

最後にクリップを差し込んで作業完了👍

整備後の最終確認

ブレーキ部品は安全にかかわる大事なパーツなので
整備後はイキなり遠出せずに一度、近くを走るなどして
ブレーキがキチンと作動するか異音がしないかチェックします。

また、ブレーキパッドを新品にしたことで
ブレーキフルードの油面も変わっていることがあります。

油面がMAXを超えているような場合は、
スポイトなどで抜き取り、油面を調整しましょう。

整備アイテム

ピストンプライヤー

ブレーキの清掃には必需品なピストンプライヤー。
ブレーキのピストン清掃時に、内側から挟んでピストンの向きを変えて
隅々まで清掃できるようにする。

メタルラバー

金属製パーツとゴム製パーツを組み合わせている場所の
組み付け液・潤滑剤として最適なのがメタルラバー。

ゴムや、プラスチックを痛めない「非鉱物油系」の潤滑剤。

ブレーキ関係の組付け液としてオススメ。

DAYTONA赤パッド(リア)

ジクサーリア用のDAYTONAの赤パッド。

赤パッドはブレーキの利き、耐摩耗性とバランスよく向上を図ってくれる。

純正のシムは使わないので、捨てずにとっておくこと

ブレーキパッドグリス

ブレーキ鳴りを抑えるためのブレーキパッドグリス。

摩耗面に塗らないように注意が必要。

シリコングリス

マウントピンや、ゴムブーツなどに塗布する万能グリス。

作業動画

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