ジクサーSF250

【ジクサーSF250】クラッチワイヤーグリスアップDIY

今回はジクサーのメンテナンス。

クラッチワイヤーのグリスアップです。

お店でお願いしなくても自分で簡単にできるので
コレを機に試してみては?

この記事はこんな方におすすめ

  • クラッチワイヤーのグリスアップ頻度は?
  • 作業は自分でもできそう?
  • 作業するときのポイントは?

作業準備

作業準備といっても、特に特殊工具なんて
必要ありません。

必要なのは、ワイヤーオイルとふき取りようのウエスぐらい
専用工具不要で作業できます。

グリスアップの頻度としては、1年に1回程度行えばOKです。

今回準備したワイヤーオイルはDAYTONA製
2POTインジェクター&ワイヤーオイルセット

インジェクターはケーブルにオイルを注入する際に
お手軽にできる専用ツールなので、不慣れな人にはマジオススメ

わたしも普通に愛用して使ってます。

ただし、DAYTONAシリーズでちょっとポイントなのは
スプレー缶の先端ストロー形状

この太さがインジェクターにジャストフィットなんです👍

DAYTONA製品で見ると、オイルスプレーも単体で売ってたりするのですが
ストロー形状が細いタイプが多いので

その場合、インジェクターの穴が大きくてフィットせずに溢れ出てしまうので
要注意です💦

オイル缶を使い切っても、先端ストローは保管しておくことをオススメ👍

後はふき取りようのウエスくらいで準備OK👍

クラッチワイヤーの取り外し

では、作業に入っていきます。

クラッチレバーはハンドルの左側。

①クラッチワイヤーのラインはタイラップで止まっているので
作業性をよくする為に、ニッパーで切り落とします。

クラッチレバー根本のカバをめくりあげてアジャスターが
見える状態にします。

③クラッチレバーロックナットを緩めます。

クラッチレバーアジャスタを締めこんで、ワイヤーにたるみを作ります。

アジャスターとロックナットの切れ込み
クラッチハンドルの切れ込み位置を合わせます。

こうすることで、クラッチワイヤーを引き抜くことが出来ます👍

⑥クラッチワイヤーの抜き取りはハンドルの下に切り欠きがあるので、
そこにワイヤーを添わせれば下に抜けます

クラッチワイヤーへの注油

クラッチワイヤーのオイル注入はワイヤーインジェクター
使うと作業しやすいのでオススメ

②二つのネジを緩めてクラッチワイヤーをセットします。

根本のパイプも挟み込むようにセットします。

ワイヤー先端側はゴムの中央に来るようにセットします。

インジェクターのネジを均等に締め付けます。

④オイルを注入すると、ワイヤーの反対側(車体右側のクラッチ部)から
垂れてくるので、ウェスなどを敷いておきます。

⑤インジェクターへのオイル注入

インジェクターの穴があるところから、オイルを注入していきます。
飛散したり、垂れたりするのでウエスで覆いながら少しづつ注入していく。

⑥オイルを注入後、ワイヤーをそのまま前後に押引きすることで
パイプ内へオイルを誘導してやります。

⑦オイル注入 → ワイヤー押引きを交互にしていくと
ワイヤーの反対側から徐々にオイルが染み出てきます。

ポイント

オイル注入は少なめにして、ワイヤー押引きを交互にすること

オイルが反対側から出てこないからと、多く注入し過ぎる
パイプ内にオイルが溜まってしまい、いつまでもオイルが染み出てきてしまい
ふき取りが大変になってしまいます。

ワイヤーを押引きしてオイルを誘導してあげることで
必要最小限のオイル量で潤滑することができます。

クラッチワイヤーの組付け

クラッチワイヤーのグリスアップが完了したら、組み戻しますが

その前に、アジャストナットもグリスアップをお勧めします。

アジャストスクリューを取り外して、ウレアグリスやシリコングリス
ネジ部に薄く塗布します。

こうすることで、ネジ部の齧りつきを防ぎ
スムースにクラッチの遊びも調整が出来ます👍

後は取り外しの逆の手順で、ワイヤーの通り道を合わせて

クラッチワイヤーを組み戻します。

アジャスター(クラッチの遊び)の調整

ワイヤーを組付け、アジャスターを緩めてクラッチの引き代
レバーの遊びを調整していきます。

ここは結構ポイントで、ちゃんと遊びを作っておかないと
レバーを離しても、クラッチを引いた状態になってしまい

クラッチ盤の消耗や、クラッチが滑ってしまうなど
不具合が出てしまいます💦

アジャストナットを緩めて、クラッチレバーの引き代を調整します。

クラッチレバーを握りながら、車体を押すなどをしながら
クラッチが切れる好きなポイントに調整します。

クラッチレバーの遊びの目安は10~14㎜が推奨です。

レバーを操作しながら、クラッチ側の動きも見ます。
レバーの遊び分はクラッチが動いていないことを確認しましょう。

ポイントが決まったら、アジャストナットを締め付け
アジャストスクリューが緩まないように固定します。

この時の目安としては、ロックナットと、アジャストスクリュー端面が
3~5㎜ぐらいが基準値となります。

まあ、あくまで目安なので
アジャストスクリューを緩めすぎてクラッチ操作をしても
外れ落ちることが無ければOKです👍

もう一つポイントとしては

ポイント

①アジャストスクリューとロックナットの切り欠きを合わせないこと。
②アジャストスクリューの切り欠きはなるべく下方向に向ける。

切り欠きがクラッチレバーとあっている場合、
クラッチワイヤーが外れる危険性がある為、必ず切り欠きは合わない位置に調整しましょう。

また、アジャスターの切り欠きが上向きだと
雨水などが入り込んだ際に、クラッチワイヤーのパイプに流入してしまうため
切り欠きは下向きにすることがオススメです。

遊びの調整②

遊びを調整する箇所はレバー部以外に、
クラッチワイヤーの反対側でも可能です。

基本的にワイヤーオイルの注油程度では、
ココでの遊びの調整は不要です。(レバーのアジャスターでOK)

もし、調整する場合はロックナットを緩めてから
アジャスタを締めたり、緩めたりすることで遊びを調整できます。

遊びの調整が終わったら、確実にロックナットを締めこむのを
忘れずに行いましょう。

スパナ2つを使いアジャスタを押さえながら、ロックナットを締めこみます。

以上でクラッチケーブルのグリスアップメンテでした。

少しでもご参考になれば幸いです。

作業動画

アイテム

DAYTONA

DAYTONAのワイヤーオイルは初めて使うなら
インジェクターセットがオススメ。

品番によっては先端ノズルの形状が違うので注意が必要💦

YAMAHA

YAMAHAのワイヤーグリースも人気があってオススメ。
インジェクターを持ってる人でグリスだけって人は
こちらがオススメ。

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