今回は久々のジクサー整備のお話。
走行距離14000㎞になりました👍
よく走った~。
ということで、そろそろバイクのチェーン交換をしようと思います。
自分でバイクのチェーン交換をやってみたいって方はご参考にしてみてください👍
この記事はこんな方におすすめ
- チェーン交換の目安は?
- バイクのチェーンを交換する作業手順は?
- 作業の注意ポイントは?
- オススメ工具は?
注意ポイント
本記事をご参考にされたことによるいかなる不具合も補償いたしません。
作業される場合は自己責任にておこなってください。
バイクチェーンは走行における重要な部品ですので、
不安な方はお店でプロに任せましょう👍
【~目次~】
バイクチェーン交換の目安は?
まずもって、バイクチェーンの交換の目安としては
下記の項目をチェックして、該当するようであれば交換を検討しましょう。
①走行距離としては15,000Km~20,000Kmが一般的な目安。
②シールの劣化
シールチェーンはプレートの間にオイルが飛び出さないように
ゴムシールが組まれています。
このゴムシールが切れていたり
無くなっていたりしたら、中のグリスが枯渇し
潤滑不良になるため、危険信号です💦
③チェーンのガタつき
チェーンがついてるそのままの状態で
スプロケの橋の部分をもって引っ張ってみてください。
チェーンの張りが問題ないのに
ガタつくようであれば、変え時の信号💦
これは、チェーンのピンが摩耗することで現れる症状です。
ちなみに新品の正常のチェーンの場合、この部分でのガタつきは発生しません。
④その他
ほかにもこんな症状もある。
私の場合は、走行距離も近くなってきたことと
チェーンのガタつきがみられるようになってきたので
今回交換します👍
パーツと工具
今回交換する新しいチェーンはコレ↓↓
DID製のGOLDチェーンと、工具はDIDの「かし丸君」を使います。
ちなみに、中華製のチェーンカッターやカシメツール工具は
精度も強度も悪いので、絶対にオススメしません。
安物買いの銭失いです💦
やっぱりGOLDチェーンは見栄えのアピール度が違うぅぅ👍
ちなみに、ジクサーの純正チェーンのリンク数は108リンクです。
新品チェーンも108リンクで購入すれば、無駄な調整作業もいらず
ピッタリ組めます👍
ポイント
ジクサーのチェーンリンク数は108リンク
チェーンカット作業
では作業に入っていきます。まずはチェーンカットから。
①車体はバイクスタンドで、リア側をリフトアップします。
②チェーンを切り離す作業は、チェーンの真ん中付近で行います。
純正のチェーンの場合、カシメポイントが無いのでカットする場所はどこでもOK👍
③かし丸君をピンを抜く状態にセットする。
かし丸君は、コンパクトなくせに
セット一つで、チェーンカット~圧入~カシメまで全てできちゃう万能工具👍
④U字ホルダの穴位置を、ピンの延長上に合わせてセット。
④U字ホルダに本体をセット。
この時、本体は「A」のマークに合わせる。
⑤手締めでチェーンピンの中心に工具のピンが当たるように
調整しながら仮固定する。
⑥工具で根本部分を支えながら、ボルト部を締め付けていきます。
本体側は27㎜レンチ、ボルト側は19㎜レンチが必要です。
レンチでしっかり嚙ませるのがおすすめですが、
ない場合はモンキーレンチでも問題なし👍
ゆっくりと、ボルトを締めこんでいきます。
締める際に、時折工具のピンがズレたりしていないかチェックしながら
作業しましょう。
ポイント
ピン位置を時折チェックしながら作業しよう‼
奥まで締めこんでいくと、ピンがポロリと抜けおちます。
チェーンのピンの頭をサンダーで削らなくても、簡単に抜くことができます👍
これで、チェーンカット完了です👍
スプロケットの交換は必要?
一般的にチェーン交換のタイミングで、スプロケットも同時に交換が
推奨されています。
ただ、今回はちょっと早めにチェーン交換をしているのと
スプロケの摩耗具合からみても、まだ大丈夫なので
今回はスプロケの交換は見送ります👍
新品チェーンの組付け
①古いチェーンの末端と、新しいチェーンの末端を細めの結束バンドでつなぎます。
②ジクサーのギヤ位置を「ニュートラル」にして、古いチェーンをひっぱり
新しいチェーンを送ります。
新しいチェーンに入れ替わりました。
きっちり108リンクで購入してるので、長さもぴったりです👍
もし、穴位置が合わない場合は
リアタイヤのアクスルシャフトと、チェーンアジャストナットを緩めて
リアタイヤを前にズラして、位置合わせをしましょう。
この辺の作業は過去記事でも紹介してるので参考にしてみてください↓↓
【ジクサーSF250】チェーン点検&張り調整メンテDIY
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③接続ピンを付属のグリスでグリスアップしていきます。
ゴムのOリングにも塗布して、しっかりグリスアップします。
④チェーンの末端の穴の中にも、グリスをたっぷり注入します。
付属のグリスを使い切るイメージでたっぷりと注入します。
⑤接続ピンにOリングを組み込んで、チェーンをつなぎます。
ピンは奥から、手前側に差して
飛び出したピンにもOリングを組付けます。
その上から、プレートを組付けます。
プレートは押し込んだだけでは、ズレ落ちやすいので
ウォータープライヤーなどで、挟み込んでやると仮止めしやすい👍
圧入作業
ピンの圧入はかし丸君を使う。
①かし丸君を圧入形態にトランスフォーム。(自分で・・・)
②U字ホルダは、2つのピン位置が合う位置でセットする。
③U字ホルダに本体を組付ける。
ここでの合わせマークは「A」。
④手締めで締めていき、工具のプレートとチェーンプレートが
ズレていないか状態を確認する。
⑤レンチでゆっくりと締めこんでいく。
圧入される感触を確かめながら、ゆっくりと締めこんでいきます。
ある程度締めこみ、固い抵抗を感じるところがあるので
一度かし丸君をはずします。
圧入代のチェック
圧入代のチェックは、隣のコマを参考にします。
隣のコマの外側プレート間の距離を測り
それを目安に圧入できればOKです。
圧入ができたら、チェーンを触ってみて
可動に異常な固さがないかチェックしておきましょう👍
これで圧入作業はOK👍
カシメ作業
最後はカシメ作業です。
①カシメ形状にかし丸君をフュージョン、はっ(息合わせて・・・)
②圧入時同様に、U字ホルダは2つのくぼみに合うようにセット。
③本体をU字ホルダに組み付ける。
この時、合わせ位置は「B」マークに合わせる。
④手締めで締めこんでいき、ピン中心にジグ先端があることを確認する。
ゆっくり締めこんでいきます。
カシメ代のチェック
カシメ代は、ピンの広がり(外径)で判断します。
取り扱い説明書には、特に記載がないのですが
DIDのHPに参考値があったので、そちらを目安にします。
520VX3のチェーンは5.5㎜以上が基準値です。
カシメピンの外形を測定しながら
足りなければ、追加でカシメ直していきます。
規定値5.5㎜以上まで広がればOKです👍
カシメができると、こんな感じになります↓↓
両方ともにカシメが終わった状態↓↓
最後にもう一度、チェーンの可動に異常がないかチェックして
カシメ作業は完了です👍
チェーンの張り調整
チェーンを組付けたら、チェーンの張りを確かめて
必要なら、張りの調整をしましょう。
チェーンの張り調整は過去記事を参考にしてみてください↓↓
【ジクサーSF250】チェーン点検&張り調整メンテDIY
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見た目の印象
GOLDチェーンに変えた状態はこちら
いかがでしょう?
一目でチェーン変えてるってわかるほど
いい感じでアピールできますね👍
チェーンの張りの定期点検
新車同様に、新しいチェーンも初期延びがあるので
1000㎞程度走行したら、改めてチェーンの張りの点検・調整をしてあげましょう👍
今回は、チェーン交換の作業DIYのお話でした~。
少しでもご参考になれば、幸いです。
オススメパーツ
チェーン
ジクサーのチェーン純正サイズは520サイズの108リンク。
基本的にこのサイズのチェーンであれば、問題なく組付け可能です。
最悪ぴったりが注文できない場合は、110リンク等をカットして調整する。
DIDチェーン
RKチェーン
EKチェーン
かし丸君
DID製のチェーンカット、カシメツール。
チェーンの500番台サイズと、400番台で型番が異なるので注意。
カッターピン
チェーンカット用のピンは消耗品扱い。
作業中に折れる場合も頻繁にあるため、ストックを持っておくと安心。
バイクスタンド
バイク整備には必需品。
これがあれば、整備の作業性も、幅も広がる。
大型バイクにも耐えうる、耐荷重のあるものがオススメ。
簡易バイクスタンド
バイクスタンは置き場所も取るため、チェーンなどの軽整備なら
簡易バイクスタンドもオススメ。
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