今回は、以前から気になっていた
HJCのヘルメットの「RPHA11」というシリーズのヘルメットの
レビューです👍
この記事はこんな方におすすめ
- HJCのRHPA11に興味がある。
- RHPA11の良し悪しが知りたい。
- RPHA11の重さは?ほんとに軽いの?
- ミラーシールドの見え方は?
【~目次~】
HJCってどんなメーカー?
HJCは韓国のヘルメットメーカーです。
1971年からヘルメット製造を開始し
2001年には、国内で有名な「アライ」や「SHOEI」を抜いて
オートバイヘルメット分野で世界シェア1位となった経歴もある。
世界的に認知のあるヘルメットメーカーです。
SNELL規格や、MFJ公認でもあり(ヘルメット種類による)
性能もトップレベルにあります。
また、ヘルメット形状もアジア向きに作られている為
欧米向けヘルメットメーカーに比べると
頭のサイズ感が丁度良いとも言われています。
また、最近では
スパーダ―マンや、キャプテンアメリカなど
MARVELヒーローともコラボしており
カラーバリエーションが豊富なのも人気の一つ。




とにかく、目を引くカッコイイデザインが多いのが
HJCの特徴でしょうか。
それでいて、性能もちゃんとしていて
国内の「アライ」や「SHOEI」とハイエンドヘルメットと比べると
安い価格帯で買えるのが大きな魅力です。
RPHA11 外観
今回、購入したのは
RPHA11の「ノーラン(NOLAN)」というタイプ。



廃盤の型落ちでしたが、店頭販売1点限定で特価で売っていたので
思わず購入してしまいまいました💦
ジグサーSF250は青のGPカラーなのですが
私は、バイクに色を合わせるより
服装と統一した方がカッコイイと思うたちなので
ジャケットが黒/白なので、それにあうヘルメットが前から欲しくて💦
エアーレーション
エアーレーションは全面に3つ。
①頭部ダクト


頭部のダクトは、ローラータイプで開閉操作します。
ローラーには、ゴムのコーティングがされているので
操作感が抜群です👍
②頭部(おでこ)
おでこ部にあるエアーレーション口は
左右にズラすことで、開閉操作します。

ココの操作感は、普通かな?
たまに、どっちが開けるほうだったかが分からなくなる💦
③口元
口元のエアー口は上下で開閉するタイプ。

エアー導入効果は、一般的で
良くも悪くも、ちゃんと風抜けを感じれるので
平均点といった感じ。
内装
次に内装。
人によっては、内装が若干チープという方も見えますが
私はフィッティング感が良ければ、内装のデザインはあまり
気にしないです。
頭部部分

サイド部分

メガネスリットもちゃんと設けてあるので、眼鏡ユーザーも考慮されています👍
チンガード部分

チンガードも、「アライ」や「SHOEI」同様
しっかりフィットしてくれて余計な風の巻き込みもなく好感触👍
あご紐

あご紐のロックは、安全性が一番高いと言われている
「Dリング」タイプ。
緩める際は、赤い「リリースベルト」が付いているので
それを引っ張れば、簡単に緩めることができます。
フィッティングに関しての感想は
横幅の入り口が若干狭く感じますが
被ってしまえば、「アライ」や「SHOEI」と遜色無く
しっかりしたホールド感が感じられます👍
シールド
HJCのシールドは、どちらかというと
「SHOEI」に似たデザインで、「アライ」のような
耳の部分のカバーは付いてないデザイン。

また、シールドの開閉機構の部分が
他メーカと大きく違って
シールドの真ん中にあります。

シールドの左側に開閉機構が付いてるのが一般的なので
パッと見違和感があるかもしれませんが
丁度ノーズのインナーに隠れているので
内側からは、全く視界の邪魔になりませんし
真ん中から開閉するので
開閉時に歪むことなく、自然に開けることができます。
これに慣れると、実は開閉操作が凄く楽なんです👍
また、先端部のロックを操作することで
シールドを閉めたままで固定することができます。

万が一、勝手に開いてしまわないようにと
サーキット走行のノウハウが生かされている気がします👍
若干、マイナス点と感じるのが
開閉操作が若干硬くて渋いこと・・・💦
個体差はあるかもですが、ちょっと硬いですね。
停車時には、開けて。
走行しだしたら閉めるので、それなりに
シールドの開閉操作は頻繁にあると思うのですが
最後まで占めるのに、グッと下げないと
ちゃんと閉まらない・・・💦
なので、最近は最後まで締めません。
季節的に暑いので、隙間風がちょうど良いっていうのもありますけど💦
アンチフォグレンズ
HJCのヘルメットにはアンチフォグレンズも付属しています。
オプションでは無く、最初から付属してるんです。
これはメチャありがたい👍

アンチフォグレンズとはピンロックシールドのことで
ヘルメットのシールド内側に貼ることで
曇りを緩和できるシートのこと。
偏芯ピン付きの専用シールドにシリコンシールで縁取った
薄いアクリルシートを装着することで二重構造とし
内外の温度差を緩和することができます。
曇りやすい雨天時や冬場の効果は絶大👍
普通のヘルメットはオプションの場合が多く
通常3000円程度はします。
スモークシールド
実は付属パーツはこれだけじゃない!
スモークシールドまでもが付属してくるんです👍

これもメッチャありがたいパーツ!
ピンロックは国内製ヘルメットでも付属していることはありますが
スモークシールドまで付属しているメーカーはまずありません。
大抵のライダーは、シールドを変えたいって方は
多いと思いますが、それが最初から付いてくるんです👍

普通にスモークシールドを購入すると5000~8000円程度はするパーツです。
スモークシールドの透過率
付属のスモークシールドはライトスモークの為
クリアシールドと比べて、殆ど遜色ないです。
クリアシールドと、付属のスモークシールドの違いの写真は下記
クリアが「before」、スモークが「after」です。
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[/twentytwenty]
クリアシールドと区別できないくらいのクリア感!

それでいて、外見はしっかりスモークなので
スゴくカッコイイー👍
ミラーシールド
オプションとして、ミラーシールドもあります。
ラインアップは
・ブルー
・ゴールド
・シルバー です。
いずれも、ベースはライトスモークなので見やすさは抜群です。
因みに、私はブルーのミラーシールドを購入してます。

クリアとの比較はこんな感じ。
beforeがクリアシールド、afterがミラーシールドです。
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[/twentytwenty]
スモークシールドとの比較は下記。
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[/twentytwenty]
ブルーのミラーシールドになることで、若干黄色掛かった感じの視界に
なりますが、ベースのスモークも薄いので暗さは感じず
写真の見た目以上に見やすく

見た目の印象も大きく変わって、非常にカッコイイです👍
付属のスモークのままでも、見やすくて十分ですが
見た目をもっと変えたい方にはミラーシールドもオススメ👍
ヘルメットの重さは?
HJCのヘルメットで選ばれる理由の一つとして上がるのは軽さです。
バイク用品店で持ち比べた際の、私の感覚での重さの比較としては
SHOEI Z-7 = HJC RPHA11 ≦ ARAI RX-7X
といった感じ。
HJCの RPHA11は巷の噂では1300gという軽さらしいので
実際に測ってみました👍

結果、1470gでした・・・💦
数十gの誤差はあるかもですが。
(測った状態では、インカムは付いてません)
巷で噂の1300gは同じRPHA11でも一部のカーボン製の特別仕様のスペックっぽいですね💦
1470gでも、フルフェイスのヘルメットの中では
十分に軽い方なので、満足です👍
マイナス点は?
良いところばかり、アピールしちゃっていますが
マイナス点と思える部分もやっぱりあります。
シールドのロックが硬い
前述でも、話しましたが
シールドの真ん中に配置されているロック部分がやっぱり硬い。

信号待ちの時とか、ある程度開け閉めすることがありますが
最後までカチっと閉めようとすると
シールドを下ろして
再度、ロック部分を押してカチッと閉める動作が必要になります。
ちょっと面倒くさいです💦
逆に言うと、しっかり閉まるため
勝手に浮いたりすることが無いので良いのですけどね。
イヤホンポケットが浅い
もう一つは、耳のインカムのイヤホン設置部分の堀が浅いこと。

耳の部分の内装を剥がすと、マジックテープの受け方が露出します。

最近のヘルメットは、イヤホンを設置するために
ちゃんと窪んだ形状になっている場合が多いです。
下の画像は、前まで使っていたコスパ最高の「GXT902」ヘルメットです。

これに比べると、HJCのRPHA11は全く窪み設計が無いですよね💦
マジックテープなので、イヤホンを簡単に設置できるのはありがたいのですが
もう少し、凹みの設計にしてほしかった・・・。
そのため、インカムのイヤホンを取り付けると
結構出っ張る感じになってしまう。


耳がイヤホンで圧迫される為
1時間程度ヘルメット被ってるだけで、かなり耳が痛くなってきます💦
これはマジで改善してほしい・・。
RPHA11はヘルメットのサイドの外観がかなりスリムなので
設計上しょうがないのかもですが、ここが改善されれば
最強にオススメできるんだけどなぁ~💦
改善策はある!!
それでも、改善策はあります。
①イヤホン設置範囲が広い
イヤホンを取り付ける場所の範囲が広いので
耳が痛くならない箇所を探りながら設置することは可能です。

これだけでも、大分マシになります👍
②薄型のイヤホンタイプに替える
それでも改善されない場合は、各インカムのメーカーで
薄型タイプのイヤホンがあるのでそれに変更する方法。
私のインカムは、MIDLAND製のインカムで「BT X2PRO S 」です。
標準で付いてるイヤホンは、結構厚ぼったいタイプなのですが
オプションで、薄型のタイプも設定されています。

この薄型タイプのイヤホンに変更することで
耳への圧迫がかなり改善されます。
背反として、音質が若干落ちますが
聞き比べしないと慣れて分からなくなるレベルなので
問題なしです👍
これで、私はかなり快適になりましたので満足です。
RPHA11のサイズ感
ヘルメット選びで一番悩むのはやっぱりサイズ感。
私が買ったRPHA11は「XL」サイズです。
ちなみに、他のメーカーを試着で被った時のサイズ感は
ARAI RX-7X → 「XL」サイズ。
SHOEI Z-7 → 「XL」サイズがちょうど良さそうでした。
RPHA11のXLサイズは品薄!?
最近ではバイク用品店でもHJCのヘルメットを取り扱っている
お店も徐々に増えてきた気がします。
ただし、XLサイズが人気みたいで
店頭に置いてないことがほとんど・・・💦
しかも、ここ最近ネットでもXLサイズが品薄状態みたいです。
やっぱり、ウェア関連の商品は失敗したくないので
試着してみたいところですよね・・・💦
ちなみにRPHA11のヘルメットはお店で買うより
ネットで購入した方が断然安いのでオススメ👍
XLサイズがどうしても手に入らない場合
店頭でXLサイズがどうしてもない場合、まずは
Lサイズとかで、サイズ感をしっかり確認した方が良いです。
Lでやっぱりキツイのであれば、XLにした方がよいですからね。
欲しいデザインでネットでもXLサイズがない場合の対処法としては
Lサイズヘルメットを購入して、XLサイズ用の内装パッドに交換することができます。
実はHJCのRPHA11は
・S と Mサイズ
・L と XLサイズではヘルメットの外側(シェル)のサイズは同じなんです。
内装のパッドの厚みを変えてるだけ👍

お店でフィッティングをお願いした際に、店員に聞いた話では
日本人ライダーの6~7割型は
インナーライナーはLサイズで
チークパッドをXLにすることで良いフィッテングが得られることが
結構多いらしいんです。
なので、内装を交換を検討する場合は
まずはチークパッドだけ1サイズ上げて試してみることをオススメします。
どうしても、欲しいデザインでXLが入手できない場合は
試して見る価値有りです👍
因みにこの方法は、S と Mサイズでも同じシェルなので使えます。👍
今回はHJCのヘルメット「RPHA11」のレビューでした。
ご参考になれば幸いです。
アイテム紹介
RPHA11を購入検討の方は、一通り店頭で調査して
ネットで買うのをオススメします。
店頭よりネットの方が安い場合が多いです。
たまに、処分セールで店頭が安い場合もあったりしますが💦
RPHA11のいくつかのデザインを紹介。
RPHA11 IANNONE 29
MotoGPレーサーのアンドレア・イアンノーネ選手のレプリカ
ブラックバージョン サイズ:XL
RPHA11 スコナ サイズ:XL
RPHA11 MILITARY WHITE SAND
MONSTERとのコラボヘルメット サイズ:XL
MARVEL RPHA 11 VENOM 2
MARVELとコラボしたVENOMバージョン サイズ:XL
RPHA-11 Marvel Spiderman
MARVELシリーズのスパイダーマン サイズ:XL
チークパッド
Lサイズヘルメットで頬の部分がきつい場合は
XL標準(25㎜)のチークパッドに変更することでXLサイズにすることができます👍
ミラーシールド
ミラーシールドのゴールド、ブルー、シルバーの3タイプ。
ベースはライトスモークなので、明るく見やすいしカッコイイ―👍