前回三井住友海上の「GK見守る自動車保険」を申し込んで、ドライブレコーダーが届きました。
そのレビューとドライブレコーダーの取り付け方とポイントをご紹介。
こんな方におすすめ
- 保険屋で借りれるドラレコの詳細を知りたい。
- 自分で取り付けたいけど、やり方が良く分からない。
- 保険屋のドラレコの映像の性能は?
自動車保険の特約申し込みでドライブレコーダーの入手や、ドラレコのスペックの話は、過去記事から見てください↓↓
三井住友海上の自動車保険のドライブレコーダー特約オプションに申し込んでみた。
以前から、愛車にドライブレコーダーの設置を嫁さんにお願いされていたのですが たまたま今加入している三井住友海上の「GK見 ...
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ちなみに、私の車はトヨタのVOXYです。
年式は08年の2代目VOXYです。
【~目次~】
開封の儀
三井住友海上より、ドライブレコーダーが届いたので開封していきます。
機種盤は「STZ-DR100」です。メーカーはケンウッド製。
ケンウッドの製品ラインナップにはありません。
三井住友海上の専用ドライブレコーダーの為だ思います。
現行のケンウッドの製品と比較した場合「DRV-830」と同じ形状ではあるものの、スペックは落ちるので廉価盤と思っても良いかもしれません。
同封物
- ドライブレコーダー本体
- ドライブレコーダーマウント
- 取り付け両面テープ(予備)
- 電源ケーブル(シガーソケット)
- SDXCメモリーカード(8GB)、SDカード変換アダプタ
- 配線クリップ
- 説明書、クイックガイド
取り付けの両面テープの予備があるので仮に失敗したり、取り付け直したりするときも対応できます。
本体サイズ
本体のサイズは約100×約62×約41㎜です。
モニタ付きなので、若干大きめのサイズかもしれません。
【正面(モニタ】
モニタがあることで、撮影時の状況がその場で確認することが可能です。
事故を起こした場合、自動的に衝撃を認知して保険屋へと接続してくれます。
画面したの赤いボタンが非常時のコールボタンで、ドライブレコーダーが衝撃を認識した時に押すと、手動で保険屋のコールセンターに直接つなげることも可能です。
【裏面(カメラ)】
【左側面】
左側面には、SDカードの挿入口があります。
【右側面】
左側面には、操作ボタンが3つ。
真ん中が「Menu」、決定ボタン、上下で選択する操作になります。
ボタンは少ないので、操作は簡単です。
メモリーカード
初めから、メモリーカードが付属(8GB)しているのはありがたいです。
ただ、容量に応じて録画できる情報も変わってきます。
【録画時間】
解像度 (フレーム レート) | 4 GB | 8 GB | 16 GB | 32 GB | 64 GB | 128 GB |
1920×1080 27fps | 40分 | 80分 | 160分 | 320分 | 640分 | 1280分 |
【録画ファイル数】
録画機能 | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB | 128GB |
イベント記録 | 10 | 20 | 40 | 80 | 160 | 320 |
静止画記録 | 30 | 60 | 120 | 240 | 480 | 960 |
付属の8GBのメモリーカードでは、物足りないかと思い
メモリカードは、自前の64GBのを使うことにしました。
このSDカードは、安くて10年保証もついてるのでオススメ。
ドライブレコーダーには最大、128GBまで接続可能です。
私は、遠出のドライブも考慮して64GBあれば十分かな?
ということで64GBを選択しています。
レコーダー取り付けの注意ポイント
ドライブレコーダーの取り付けの前に、知っておく注意点があります。
それは、レコーダーの設置位置。
設置位置には制限がある
フロントガラスへのドライブレコーダー等の設置は、キチンと法令が定められていて設置する場所が決まっています。
3 窓ガラスへの装着、貼り付け、塗装又は刻印に関し、保安基準第29条第4項第6号の
告示で定めるものは、専ら乗用の用に供する乗車定員9人以下の自動車にあっては第1
号、その他の自動車にあっては第2号から第10号までに掲げるものとする。
一 協定規則第125号の技術的な要件(同規則改訂版補足改訂版の規則5.1.3.に限る。)
に定める基準に適合したもの。
二 車室内に備える貼り付け式の後写鏡及び後方等確認装置
三 道路等に設置された通信設備との通信のための機器、ドライブレコーダーの前方用
カメラ若しくは運転者用カメラその他の道路、交通状況若しくは運行中の運転者の状
況に係る情報の入手のためのカメラ、一般乗用旅客自動車運送事業用自動車(一般乗
用旅客自動車運送事業の用に供する自動車をいう。以下同じ。)に備える車内を撮影す
るための防犯カメラ、車両間の距離を測定するための機器、雨滴等を検知して窓ふき
器を自動的に作動させるための感知器、車室内の温度若しくは湿度を検知して空調装置等を自動的に制御するための感知器又は受光量を感知して前照灯、車幅灯等を自動
的に作動させるための感知器であって、次に掲げる要件に該当するもの
イ 貨物の運送の用に供する車両総重量3.5t以下の自動車にあっては、次の(1)又は
(2)に掲げる範囲に貼り付けられたものであること。ただし、前面ガラスの上縁であ
って、車両中心面と平行な面上のガラス開口部の実長の20%以内の範囲又は前面ガ
ラスの下縁であって車両中心面と平行な面上のガラス開口部から150mm以内の範囲
に貼り付けられた場合にあっては、この限りでない。
(1) 運転者席の運転者が、協定規則第43号改訂版補足第7改訂版の附則21に規定す
るV1点(以下この条、第117条及び第195条において単に「V1点」という。)又
は協定規則第43号改訂版補足第7改訂版の附則3に規定するO点(以下この条、
第117条及び第195条において単に「O点」という。)から前方を視認する際、車
室内後写鏡により遮へいされる前面ガラスの範囲
(2) 協定規則第43号改訂版補足第7改訂版の附則21に規定する前面ガラスの試験
領域B(以下この条、第117条及び第195条において単に「試験領域B」という。)
及び試験領域Bを前面ガラスの水平方向に拡大した領域以外の範囲又は協定規則
第43号改訂版補足第7改訂版の附則3に規定する前面ガラスの試験領域I(以下
この条、第117条及び第195条において単に「試験領域I」という。)及び試験領
域Iを前面ガラスの水平方向に拡大した領域以外の範囲
ロ 貨物の運送の用に供する車両総重量3.5t以下の自動車以外の自動車にあっては、
次の(1)又は(2)に掲げる範囲に貼り付けられたものであること。ただし、前面ガラ
スの上縁であって、車両中心面と平行な面上のガラス開口部の実長の20%以内の範
囲又は前面ガラスの下縁であって車両中心面と平行な面上のガラス開口部から
150mm以内の範囲に貼り付けられた場合にあっては、この限りでない。
(1) 運転者席の運転者が0点から前方を視認する際、車室内後写鏡により遮へい
される前面ガラスの範囲
(2) 試験領域I及び試験領域Iを前面ガラスの水平方向に拡大した領域以外の範囲
法令をそのまま読んでも分かりにくいですが
要点として押さえるべきポイントは下記
ポイント
- ガラス開口部の実際の長さのの20%以内の範囲でなくてはならない
- 前方を確認する際に、車の室内後写鏡によって、遮へいされる前面ガラスの範囲でなくてはならない
という決まりがあります。
つまりこの保安基準に則ればドライブレコーダーはフロントガラスの上の縁から20%以内の範囲である位置やルームミラーの裏側にあたる場所に設置することとされています。
また、車検のステッカーに重なってしまうのも×です。
また、ドライブレコーダーの位置決めですが、一度つけたらなかなか剥がれないため、目分量でいきなりつけるのは危険です。
ドライブレコーダーの取り付け
①ステーの組付け
まずは、付属のステーをドライブレコーダー本体にしっかりと差し込みます。
②SDカードを差し込む
電源の入っていない状態で、SDカードを差し込みます。
SDカードの差し込みは、向きがあるので注意です。
向きが合っていないと、最後まで入らないので分かるようにはなっていますが無理に押し込まないように注意が必要です。
位置の仮決め
本体の両面テープは非常に強力の為、まずは取り付け位置の確認と、仮付けして位置決めをおこなって行きます。
上記の法令に基づいて車両のフロントウィンドウの有効位置を調べます。
フロントガラスの長さは97.5cmです。
その上部20%の位置の範囲で設置するので、上面から19.5cmになります。
仮の位置決めのため、養生テープで固定します。
ドライバー目線で邪魔にならないかを確認します。
私は結局バックミラーの裏あたりに設置することにしました。
車両によっては、バックミラーの裏側に雨滴感知式ワイパーや、自動点灯するヘッドライト、自動防眩装置など、フロントガラスに設置されているセンサーが設置されている場合があります。
注意ポイント
バックミラーのセンサーが遮断されない位置かも確認しましょう。
またドライブレコーダーを付けた状態でボタン操作も行うので、その位置で本体の操作が可能かどうかも確認しておきましょう。
本体の取り付け
場所が決まったら、本体を取り付けですが
取り付け位置の部分を脱脂した方が、しっかり付くのでオススメです。
スプレータイプの場合、フロントガラスに直接拭きつけずに布に拭きつけてから拭くようにします。
そうすることで、フロントガラスの内側をムラなくキレイに拭き取ることができます。
動作確認、初期設定
本体の取り付けができたら、一度シガーソケットに電源を差し込んで動作及び、初期設定を行います。
配線取り回しまで行い上手く動作しなかった場合、それまでの作業が水の泡となってしまいます。
シガーソケットにケーブルを差し込み、車のエンジンをかけてドライブレコーダーが起動するかを確認します。
問題なくドライブレコーダーが起動したら、そのまま初期設定へ。
初期設定
①車両タイプの設定
車両タイプの設定。
軽自動車、軽自動車(ハイルーフ)、乗用車、乗用車(ハイルーフ)、その他の中から、近しい形状を選択。
私のVOXYの場合、乗用車(ハイルーフ)を選択しました。
②取り付け位置の設定
取り付け位置の設定は、左、中央、右を選択します。
クイックガイドにあるように、フロントガラス中央から左右15cm以内の場合は「中央」を選択すれば良いみたいので、私は「中央」に設定しました。
③水平チェック
本体の傾きを調整して、円の赤色が緑色になるようにします。
④アラート検出範囲の設定
・地平線の位置調整
・ボンネットの位置調整
・走行車線の中心部の位置調整 を行います。
本機、右側にある▲/▼ボタンで操作して位置決め。
これで、初期設定は完了です。
配線の取り回し
本体の取り付け、初期設定も完了したので最後に配線をキレイに取り回して行きます。
電源のシガーソケットは抜いて、エンジンも切っておきます。
配線イメージは、こんな感じ。
作業の際、あると便利なアイテムはこちら
マイナスドライバー等で内張りを剥がそうとすると、傷付いてしまうので専用の内張剥がしがオススメ
それか、100円均一で売っている自転車パンク修理キットにある樹脂性のヘラでも使えます。
結束バンド:配線どうしを束ねて固定できるので、見栄えもキレイにできます。
ルーフへの取り回し
本体から、上に配線してそのままルーフ沿いに配線するようにします。
付属のクリップを活用して配線を固定しルーフまで到達したら、ルーフの内張に入れ込むようにして、配線を沿わせていきます。
マイナスドライバーなどで、簡単に押し込めます。
配線を傷つけないように、ゆっくり慎重に作業していきます。
フロントピラー部の取り回し
ルーフを沿わせたら、次はフロントピラー部に配線を取り回します。
私のVOXYは、ピラー部にグリップが付いてるのでグリップから外します。
グリップのカバーを空けると、ボルト2本で固定されているのでそれを緩めれば簡単に取り外れます。
フロントピラーは、爪で嵌合してあるだけなのでマイナスドライバーや、専用の内張剥がしの工具を用いて浮かせます。
浮いたフロントピラーに配線を沿わせていき、フロントドアの下の方まで配線していきます。
ゴム部分を少しめくりながら、押し込んで配線していきます。
足元の取り回し
足元の取り回しは、配線をそのままフロアマットのしたに隠してもOKです。
私の場合は、足元上(グローブボックスの下)のパネルの中に仕込みました。
パネルも爪(3箇所)で嵌合してあるだけなので、簡単に取り外し可能です。
奥にある、他の配線と結束バンドで束ねて固定していきます。
配線を挟まないようにパネルを戻して、フロアカーペットの隅に配線を沿わせます。あまりの部分は結束バンドでまとめます。
シガーソケットに差し込みます。
以上で作業は完了です👍
作業自体は、そんなに難しくないので30分程度でできてしまいます。
要領さえ分かってしまえば、とても簡単ですし特殊な技術もいりません。
自分で、トライするのもとても楽しいですし愛車に愛着が湧くこと間違いなしです。
ご参考になれば、幸いです。
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引用元:セルスター
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引用元:ユピテル
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引用元:ユピテル
オプションで駐車監視機能にも対応し、駐車中のトラブルを記録する。
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