AI生成

【AI生成】AMDコスパPC構築

今回は最近はやりのAI生成を自分のPCでやってみたく。
専用PCを自作しようと思います。

AI生成に必要最低限のスペック構築で、
コスパの良いマシンを組上げようとおもうで、ご参考になれば。

PCパーツ構成

値段は2023年12月の「価格.com」の最安値です。

パーツ品番価格
ケースThermaltake S100 TG¥3861
OSWindows 11 home 64¥14480
CPURyzen 5 5600G BOX¥16980
CPUクーラーGAME ICE K4-BK¥2780
マザーボードASROCK B550M Pro4¥11480
CPUグリスARCTIC MX-4¥930
メモリーTeam DDR4 3200Mhz PC4-25600 16GBx2枚¥10855
グラフィックボードPalit Microsystems NE6406TU19T1-1061J
(RTX 4060Ti 16GB)

¥72780

M.2 SSDP41 Plus SSDPFKNU010TZX1 1TB¥7750
LEGEND 800 ALEG-800-1000GCS 1TB¥7980
電源SoLID PoWER SP-GD-500A古いPCから流用

今回は電源が余っていたので、使いまわしましたが
購入しても、全体で16万前後で組めることになります。

そのうえ、M.2 SSD が2TBでRTX4060Tiのグラボが組めるので
BTOよりTOTAL性能が上で、断然安く組めると思います。

構成のポイント

今回の構成のポイントは下記。

①CPU

CPUはRyzen5 5600Gをチョイス。
この理由として、Ryzen 5000番台はメモリがDDR4対応の為
全体的に価格を抑えることが出来ることと、

グラフィック内蔵のGシリーズを選択することでメモリーの割り当て
16GBまで拡張することができること

グラフィックボードとCPUグラフィックを共存することで
AI生成に対する処理速度があげられるとの記事を読んだので
参考にしてみようと思った為。(上手くできるかは分かりませんが💦)

②グラボ

グラボはAI生成の生命線です。
また、グラボ自体のメモリ容量が多いほどAI生成に有利だそうで
今回は4060Tiの16GBをチョイス。

パソコン組み立て

組み立てスタートです。

まずはケースから。

Thermaltake製の「S100 TG」はmicro-ATXサイズながら
若干幅が大きいのがポイント。

これは、CPUクーラーの「GAME ICE K4-BK」の高さが156㎜もあるので
ケースへの収まりを考慮したため。

正面左側はガラスで、観音開きタイプ。

付属のファンは背面ファン1個(3Pin)のみ。

今どきの電源下面構成。

天面にはメッシュフィルタが付属。

ボタン類はPC上面で、USB2.0*2個、USB3.0くらい。

底面の電源呼吸口にもメッシュフィルタ。

背面にはHDDブラケットが付属。

裏配線スペースは約15㎜程度。
全然ありだけど、気持ちもう少し余裕欲しいところ。

全面のカバーは横に吸気口がある。

この値段帯にしては、重量も軽いし
板もそこまでペラペラではないので、思った以上にしっかりした作り。

意外に悪くないです👍

ケースファンの追加

背面ファン1個では冷却効率悪いので、余ってたファンを追加します。

フロントに120㎜サイズのファンを2個追加。

電源や周りの供給用に下側一つと、メモリーやCPUへの供給用に上側につけます。

防塵フィルターの追加

私の場合、掃除が面倒なので
防塵フィルターを追加して貼り付けます。

見た目は微妙ですが、PCの寿命が延命できると思えば全然OK👍

天板のメッシュ部、底面、フロント面に追加していきます。

これでばっちり👍

マザーボード組み立て

マザーボードはAsrockの「B550M Pro4」をチョイス。

本当はSteel Legendとかが良かったけど、オバークロックや
不要な機能も必要ないので、コスパ重視で選んだ。

まずはCPUを組付ける。

CPUはRyzen5 5600G(グラフィック内蔵)です。

CPUの向きは台座の△マークと、CPU角にマークされた△マークを合わせる。

台座のロックレバーを上げて

CPUを載せます。

AMDのCPUはIntelと違って、ピンがCPU側から出てる。
ピン曲げには要注意です💦

CPUを載せたら、ロックレバーを下げれば組付け完了👍

CPUクーラーの組付け

お次はCPUクーラー。

クーラーは「GAME ICE K4-BK」の空冷タイプ。

これは130㎜ファンを搭載しており、静穏なうえに冷却能力が優れている。

ただし、高さが156㎜あるのでPCケースの幅の考慮が必要。

初めにマザーボードについてるクーラーの台座を外す。
バックプレートはそのまま使います

AMD用の付属キットでスペーサを組付け

プレートを組付けます。

CPUはグリスクリーナーでしっかり脱脂しておきます。

CPUグリスは「MX-4」を使う。

私はヘラを使う派なので、薄く塗り伸ばす。
中央に〇んこ盛りでもOK。

クーラー底面の保護シールは必ず忘れずに剥がしましょう。

クーラーを組付けます。

クーラーのファンを組付けて完了👍

マザーボードにCPUファンのコネクタを差し込む。

クーラーはそこまで大型ではないので、メモリーへの干渉も心配なし👍

メモリーの組付け

お次はメモリー。

メモリーはTeam製の「Team DDR4 3200Mhz PC4-25600」 16GBx2枚の32GB。

メモリー2枚の場合は
マザーボードのメモリーソケット(#2、#4)に組付けます。
(説明書参照)

上は端のロックを解除して。

ソケットの切り欠きを合わせるようにして、差し込みます。

メモリーを奥までしっかり差し込むと、勝手にロックが持ち上がるので
そこまで差し込みます。

コレでメモリーも組付けOK👍

M.2SSDの組付け

M.2の一枚はココに(ヒートシンクがある場所)。

ココにはSOLIDIGM製の「P41Plus」(1TB)を組付ける。

ヒートシンクが接触する面は、ステッカーが付いてると
冷却効率がさがるので剥がしてしまいます。

剥がしたステッカーはもしもの補償時に張り直すので、ちゃんと取っておきます👍

ちなみに、メーカーステッカーは放熱ステッカーの為、
剥がさなくてもほとんど温度変らないって口コミもあるので、
補償対象外になるリスク抱えるくらいなら剥がさないって人もいます。

この辺りは自己責任ですね💦

SSDをソケットに差し込んで

ヒートシンク裏の保護シールを外す。

M.2SSDの固定はヒートシンクと一緒に共締めすることで固定します。

2枚目のM.2SSDはADATA製の「LEGEND 800 ALEG-800-1000GCS」(1TB)

こちらはマザーボードのヒートシンクがないので
付属のヒートシンクをそのまま取りつけ。

コレでマザーボードへのパーツの実装は完了です👍

PCケースへの組付け

マザーボードをPCケースに組む前にバックカバーを取りつけます。

この時HDMI、ディスプレイポート部分の爪を内側に折り込んでおきます。

私は気づかずに後で気づきました。

爪を折り曲げないと、爪がポート穴に被ってしまい
ケーブルが差せないことに・・・💦

最悪、後からでも外側に折り曲げればリカバリ可能です。
これは、メーカーの作りが微妙としか言わざるを得ない💦

マザーボードをPCケースに入れて、ケース付属のビスで固定していきます。

ケースの背面ファン、全面ファンの電源を接続。

フロントI/O線もマザーボードに差していく。
(説明書参照)

電源を組付けて、各部の配線をケース背面から
取りまわして接続していく。

グラフィックボードの組付け

グラフィックボードはPALIT製の「NE6406TU19T1-1061J」
GEFORCE RTX 4060Ti 16GBです。

4060シリーズの16GBメモリー搭載機種はこれくらいしかない。

PCケースに組み付ける際は、背面のブラケットを
2スロット分ネジ切って外す。

PCIeスロットにグラフィックボードを差し込んで、電源ケーブルを接続する。

配線接続が終わったら、ケース裏面の配線を縛って整える。

コレでパソコンの組み立ては完了です👍

BIOSアップデート

ドキドキわくわくの初めての電源ONして
ファンの回りや異音がしないことを確認しつつ

「Delete」キー連打でBIOSを立ち上げます。

初回起動時はBIOSが立ち上がる前に
fTPMの設定を聞いてくるので、ココでは一旦「N」
選択して設定せずに起動する。

後からBIOSの確認や、メモリチェックが終わってから、
WIndows11のインストール前に、BIOSでONに戻します。

下記のASROCKのマザーボードHPから、各種ドライバや
最新のBIOSをダウンロードしておきます。(別PCで準備)

BIOSが起動したら、BIOSを最新のものに更新します。

BIOS更新後は、マザーボードの認識情報を確認して
CPU、メモリー、ドライブ関係がちゃんと認識してることを確認。

問題なさそうです👍

色々初期設定

OSインストールや、メモリチェックなどを進めていきます。

BIOSでfTPMも「Enable」に設定を変えておきます。

その他は自作PCのデフォルト作業なので過去記事をご参考にしてもらえれば↓↓

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SSDの速度チェック

組んだM.2のSSDの速度チェックです。

まずはSOLIDGMの「P41Plus」(1TB)。
メーカースペックは読み込み:3500MB/s、書き込み:1500MB/sですが
書き込みがメチャ出てる👍

お次は
ADATAの「LEGEND 800 ALEG-800-1000GCS」(1TB)

こちらのメーカースペックは、読み込み:3500MB/s、書き込み:2200MB/sですが
全然速度出てない💦

前回の自作PCも同じSSDを組みましたが、その時はちゃんと速度出てたので
たぶん、M.2のスロット2につけてることでPCIe3.0で駆動してる所為かも・・・。

Gen4と3で、こんなに差が出るとは💦

GPUの設定

一通り初期設定が完了したら、GPUの設定をしていきます。
ココが今回のAI生成用パソコンを組んだキモの部分👍

手順としては、CPU内蔵のiGPUにまず共有メモリー容量
割り当てて増やします。

その後、グラボと並列駆動させるように設定します。

iGPUの共有メモリー割り当て

設定の大前提として、CPU内蔵のGPU(iGPU)にシステムメモリーを
共有メモリを最大の16GBに上げる場合は、
システムメモリーが32GB以上無いと設定できないので注意が必要です。

設定方法はBIOS設定画面にて
アドバンスト ⇒ AMD CBS ⇒ NBIO Common ⇒ GFX Configurationの項目で

iGPU Configuration:UMA_SOECIFIED
UMA Frame buffer Size:16GB
GPU Host Translarion Cache:Enable(Auto)

に設定を変更します。

iGPUの並列駆動設定

次にCPU内蔵のGPU(iGPU)も並列駆動させる設定をします。

こちらもBIOS画面設定の
アドバンスト ⇒ AMD PBS ⇒ Graphics Featuresの項目で

Primary Video Adaptor:Int Graphics(IGD)

に設定します。

こうすることで、ビデオ出力をオンボードをプライマリ側(メイン)に設定します。

注意が必要なのが、メインがオンボードGPUの設定に変更する為
ビデオ出力をマザーボード背面のHDMI又はディスプレイポート
接続しないと、画面表示がされなくなるのでケーブルの差し替えが必要です。

設定確認

設定完了後、Windowsを起動して確認してみます。

タスクマネージャーのパフォーマンス画面を表示すると
初期のままだと、GPU0の1つしか認識してませんでしたが

iGPUをプライマリ設定にすることで
GPU1が追加されてることが分かります。

まだAI生成は出来てないので効果は分かりませんが💦
とりあえず、自身でやりたいことはできたので満足です👍

今後はAI生成関連を勉強しながら記事を上げていこうと思います。

すこしでもご参考になれば、幸いです。

パーツ紹介

CPU

AI生成用として、今回のような設定をする場合は
AMDのRyzenのGシリーズが必須。

コスパよくするためなら、一つ前のAM4シリーズがオススメ。

CPUクーラー

CPUクーラーもコストを抑えるために空冷タイプをチョイス。
AI生成はCPU負荷はそこまでないし、Ryzen5600も
発熱少ないので、そこまで大型のは必要ない。

ケース寸法のみ確認必要

マザーボード

今回は省スペースのため、micro-ATXサイズをチョイス。
気にならないならATX

メモリー

メモリーはDDR4にすることでコストを抑える。
B550のチップセットは、最新のDDR5は対応してないので注意が必要。

容量は最低でも32GB、用途に応じて64GBくらい積んでもOK👍

グラフィックボード

AI生成を行うならば、メモリ容量は16GB以上がオススメ。
16GB以上を搭載したカードでコスパを求めるなら4060Tiが👍

3連ファンタイプはカード長が長いので、PCケースと要相談

PCケース

ケースもmicro-ATXサイズで省スペースタイプをチョイス。

今回購入したThermaltakeの「S100 TG」は幅が少し広めなので、
背の高いCPUクーラーも問題なく入る為オススメ。

ちなみに、ホワイトカラーもカッコ良くてオススメ

電源ユニット

電源ユニットはCPUもグラボも消費電力は高くないので
500W~650W前後あればOKなので、これもコスパ押さえれる。

電源変換効率の良い80PLUS認証はBronze~GOLDあたりがオススメ

M.2SSD

パソコンの処理速度を上げるためには、ドライブの速度も重要。
M.2SSDは必須です。

OS用(Cドライブ)に500GB、作業用(Dドライブ)に1TBがあると勝手が良い👍

スロット1枚目は速度がキチンとでるので、早いGen4がオススメ。
スロット2枚目はそこそこのGen3でOK。

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