9月末にWR'Sさんから発売された
ジクサーSF250用のハンドルUPスペーサーを購入したので
取り付けDIY&プチレビューです👍
この記事はこんな方におすすめ
- ハンドルUPに興味がある。
- 組み換え方法は?
- ハンドルUPの体感は?
まずは開封の儀から👍
【~目次~】
キット内容
ハンドルUPスペーサーのキット内容は下記。
・説明書
・ハンドルUPスペーサー 1セット
・キャップボルト × 4本
・ステッカー 一枚
スペーサーの厚みは約10㎜(1㎝)です。
スペーサーの素材は、ジュラルミン材でとても軽いです。
片方のみの重量は約62g。セットの重量でも120g前後。
ジュラルミン合金とは?
ジュラルミン合金とは、銅、マグネシウム、マンガン、アルミニウム等からなる金属合金で
合金素材によって、
・A2017 - ジュラルミン
・A2024 - 超ジュラルミン
・A7075 - 超々ジュラルミン
の3種類に分かれる。
ジュラルミンとしての大きな特徴は、アルミニウムに比べ、強度が高く、切削性に富むのが特徴。
加工しやすく、しっかりとした強度があるとても扱いやすい合金とされています。
ただし、耐食性としては弱い為防腐処理が必要。
そのため、このスペーサーもブラックアルマイト処理加工がしてあり、ちゃんと防食処理がなされています👍
アルマイト処理をすることで下記のような効果が付与される。
・耐腐食性
・絶縁性の向上
・硬度の向上
・遮熱性の向上
・放熱性の向上
雨や、外気環境にさらされるバイクの用途を考慮されて処理されているってことですね👍
色合いも外観が黒のアルマイト処理がされているので、ハンドル周りの色と同化して
目立ちにくく、見た目も損なわずGood👍
専用キャップボルト
専用のキャップボルト(六角穴付きボルト)が4本付属。
これは、スペーサを噛ますために純正のボルトでは
長さが足りなくなる分、長いボルトが必要になるため。
ボルトサイズは、M8 ×45㎜で六角の頭(ヘキサゴンレンチ)は6㎜角。
取り付け作業
ジグサーに組付け作業に移ります。
ハンドル周りの配線や、ワイヤーの取り外しなど
複雑な作業は一切ないのでとても簡単👍
①キャップボルトカバーの取り外し
ハンドルを固定している、4本のボルトを外すのですが
ボルトの頭にキャップが付いているので
精密ドライバーなどで軽くこじって、キャップを外します。
簡単にポロッと取れるので、落としてなくさないように注意です💦
私は、一つ無くしましたよ・・・💦
②ボルトを緩める。
六角穴付きボルトを緩めていきます。
ハンドルの高さがあるので、エクステンションバーなどがあると作業しやすい。
片方2本のボルトを外せば、ハンドルブラケットが外れるので
ハンドルを浮かせて、その間にスペーサーを噛ませます。
そのまま、ハンドルブラケットを戻して付属のボルトを取り付けます。
ポイント
ボルトは仮締め状態で、ハンドルの位置調整をしましょう。
ボルトはそのまま最後まで締め付けずに、一旦仮締め状態にしておく。
ボルト穴の遊びが若干あるので、左右のハンドルの位置を微調整して
その後本締めをします。
ちなみに、片方だけスペーサーを入れた状態。
10㎜(1㎝)で結構変わるもんですね。
乗り心地の変化が楽しみ~👍
締付けトルク
ハンドルバーセットボルトはキチンと締め付けトルクで管理します。
WR’Sの取り扱い説明書には締付けトルクは18Nm~20Nmと記載されていますが
整備マニュアルにおける正規締め付けトルクは23Nm。
20~23Nm程度で締付けれれば問題無いと思います👍
これで、組付け完了です。
インプレ
ハンドルUPスペーサーを付けることで
ハンドルは手前に、上斜め方向に位置が変わるイメージです。
スペーサーも同型の黒色なので、全く違和感ありません👍
ポジション
ライデイングのポジションとしても
ハンドルが手前、斜め上方向に移動するため
体の姿勢が、立つ側になり楽な姿勢になります。
初期位置の状態も悪くわないし、前傾の姿勢の方が
しっかりと、前タイヤに荷重を掛けれる為
ワインディング等でのカーブなどで、安定して走れるのですが
いかんせん、その状態を長時間維持するのは結構しんどいかった・・・💦
ハンドルUPをすることで、姿勢が楽になることで
体の負担が軽くなり、ツーリングも大分楽になると思います。
まあ、私はそんなに長時間のツーリングしたことは無いのですが💦
それでも、週末のチョイ乗りワインディングでも
体の疲労感は大分違うことが実感できます👍
ハンドルUPにより
今までのライディングポジションでとは変わってしまうかな?と
危惧していましたが、全く心配なし👍
絶妙に丁度良い厚みに調整されている感じがします。
ハンドルUPによる大きなメリットは
姿勢(ポジション)位置の幅が広がること。
前荷重にしたい時は、今までと同様にそのまま前に体を倒せばいいし。
体を上げれば、ハンドルUPのおかげで今まで以上に楽なポジションまでなれる。
ポイント
ハンドルUPでライディングポジションの幅が広がる!!
ハンドルUP10mmはかなり体感では大きな変化をもたらします👍
ハンドル荷重の反応がよりクイックに!!
もう一つの体感の違いとしては、ハンドルが高くなったおかげで
支点が変わり、ハンドルへの荷重への反応がよりクイックに応答が良くなった!!
カーブ進入時に、手からの荷重に対してより反応が良くなったので
初動の切り込みが早くなり、スパッと倒せるイメージ👍
今までは、バイクを左右に振ってもあまりヒラヒラ感は無かったのですが
ハンドルの支点が高くなったことで
明らかにヒラヒラ感を感じることができる気がします。
あくまで、私個人の所感ではありますが💦
また一段と、ジクサーの走りが楽しくなりました👍
残念ポイント
良くなった点ばかりではなく、ちょっと残念なポイントが一つ。
組み付ける時点で、ある程度は想像していましたが・・・。
ハンドルブラケットが嵩上げされたことにより
サスペンションの頭が窪んてしまい、ブラケットの内側の部分が丸見えに・・・💦
ブラケットの内側は、結構錆が浮いてるため
あまり、見栄えが良くない・・・。
内側の錆は、紙やすりとかで磨けば何とかなると思いますが
ちょっと凹んでる感は・・・・、う~ん・・・。
フロントフォークキャップで、丁度合うサイズがあれば付けたいですね~。
今回は、ジクサーのプチチューンアイテムの紹介でした。
ジクサーオーナーで、純正のライポジがちょっとしんどいな・・・。
ってか方は、取り付けも簡単なのでぜひオススメしたいパーツです👍
少しでも、ご参考になれば幸いです。
パーツアイテム
今回購入した、ジクサーSF専用のハンドルUPキット。
WR'Sの製品。きっと数はそんなに出ないでしょうから
欲しい!!と思ったら早めに購入がオススメかも。
ヘックスビットソケットセット 9.5㎜ソケット穴
六角穴付きボルトは、六角ソケットが必要です。
単体で買うよりも、セットであったほうが今後のバイク弄りにも活躍してくれます👍
エクステンションバー
六角穴付きボルトは、ハンドルが邪魔なので
延長するエクステンションバーがあると作業しやすい👍
トルクレンチ
ハンドル周りの整備はキチンとトルク管理をしないと、事故やトラブルのもとになります。
ちゃんとトルクレンチでトルク管理をしましょう。
信頼性と、精度の高さで評判の東日製がオススメ👍
少し割高だけど、揃えてしまえばほぼ一生もの。
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